16 : 鈍感すぎる君へ ページ16
「うーん…どっちにしよ」
「どっちも同じじゃね？」
「おい」
誰の見繕ってるんだと思ってる
取り敢えずアウターは確保しとこうと選んだはいいものの悩む…
「彼氏のも選んだりしたの？」
「…いや、彼は自分の好みがあったしね。逆に選んでもらったりはしたけど」
「へー」
自分から聞いといてその興味のなさはなんなんだ
てかよくよく考えたら男の人の洋服屋さんは初めて入ったな…_____は洋服の好みハッキリしてたからプレゼントとかであげること無かったし
「わっ！」
「うわ、なに樹」
至近距離でいきなり出された声にビクッとする
「なんか思考が別の世界行ってそうだったから」
「あーごめん…」
「…よし、コートはこれね。次行こ次」
結局は私が持っていた両方のコートを奪い取って会計に行ってしまう樹
申し訳ないことした、かも
「次の服の前にここ寄っていい？」
「シルバーアクセサリー屋さん？」
「そそ」
そういえば樹って結構アクセサリーはこだわりありそうだもんな
いいやつっぽいのをいつもつけてる気がする
「これとかどうかな」
「可愛いけど樹が付けるにしては華奢じゃない？」
「え、だってA用のだもん」
「は？」
「お礼お礼」
いやここでお礼貰っちゃったら私のカラオケのお礼が無くなっちゃうんですけど
「俺が付けてるやつとお揃いね〜」
「そうなの？」
「うん。女の子用のやつ」
ほらとシャツの中から引っ張り出したのは今樹が買おうとしてるやつよりちょっとごつい同じデザインのもの
「これ鍵の先っちょにスワロフスキーついてるし可愛いっしょ？Aピアス以外あんましてんの見ないから」
確かにネックレスはあまりつけないかもしれない、特に意識してるわけでもないけど
「今日の私服とかには合うんじゃない？」
「そうだね、可愛い」
「じゃあ買ってくるわ」
なんだか今日は気づいた時には完全に樹のペースになってる気がする
「後ろ向いて」
「後ろ？」
会計を終えた樹に言われるがままに背中を向ける
少しあとに首に少し重さを感じて胸元を見るとさっきのネックレスが
「やっぱりいい感じ」
「ありがとう。大切にするね」
これ位チェーンが長かったら樹みたいに服の下に入れられるし仕事中も付けられるかも
「…鈍感も程々にして欲しいよな」
異性がネックレスをあげる意味 独占
鍵のモチーフの意味 魔除け
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きょーもとのこうもり - とまとさん» 了解しました!! (2020年4月16日 6時) (
レス) id: 979eb0bd6f (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - きょーもとのこうもりさん» 再度返信すみません！作者ホームページの方に登録したのでそこから飛べると思います！コメント欄のすぐ下にあります (2020年4月14日 0時) (レス) id: 85dc890a25 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - きょーもとのこうもりさん» ありがとうございます！1度コピーして頂いて検索してくださると飛べます！！お手間取らせてしまい申し訳ないです…できるか変更してみますね！ (2020年4月14日 0時) (レス) id: 85dc890a25 (このIDを非表示/違反報告)
きょーもとのこうもり - いつも楽しく読ませていただいています。質問箱にとべません!たぶん6d0b89e…を消せばいいと思います!!違ったらすみません… (2020年4月14日 0時) (レス) id: 979eb0bd6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/ss_122_tm
作成日時：2020年3月7日 14時
