1 : 彼と別れました ページ1
「え、ねぇ別れるってどういうこと？」
「ごめん」
突然彼氏に振られてから2日。今日は朝から大雨だし、ショックのせいか仕事でめちゃくちゃミスるし最悪すぎる。
「遅くなっちゃったな」
終電にはどうにか間に合ったのは良かったものの雨なことに加えて夜遅くなので辺りは暗い。
「とりあえず夜食でも食べて帰ろう」
今更作る気にもなれないが何もお腹に入れないで寝れる気もしない。よく行く居酒屋にそのまま入る。
「いらっしゃいませーってなんだAじゃん」
「あれ、ジェシー。今日シフトだっけ？」
「今日はヘルプで急遽。水曜日に来るとか珍しくない？」
まあ色々あって。とそのままいつも座っているカウンター席に座る。ジェシーはここでバイトしている大学生で私がいつも来る金曜日には彼が大抵いるのですっかり顔馴染みだ。
「今日、いつもより繁盛してるね」
「あ〜それは俺とあときょもが居るからかな」
きょも？と首を傾げた私に生ビールを持ってきたジェシーはほらそこ、とテーブル席を指さす。
そこには金髪がとても似合っている、ジェシーとはまた違ったタイプのイケメン。と言うよりも美少年。
「ハーレムみたいだね」
執拗に絡んでくるお姉さん達をどうあしらったらいいのか分からずアタフタしているのがまた可愛らしい。
「可愛い、とか思ってるんだろうけどAより一歳上だからね」
「え、私よりも歳上？！」
そうだよ、と頷くジェシーに大学1年生くらいと思って母性本能をくすぐられていたのでびっくりした。
「ていうか助けなくていいの？」
「あ〜そろそろ限界か。行ってきます」
見たところ随分酔っている30歳くらいのお姉さん達に弄ばれていて可哀想なくらいのきょもに代わってジェシーが話し相手になりに行く。
「疲れた…」
そう呟いてカウンターの中に戻ってきた彼にお疲れ様、と苦笑気味に言う。
「えっと、ジェシーの仲のいい常連さん？」
「そう、Aって言うんだ。えっときょもくん？」
「京本大我だからきょもってあだ名なんだよね」
なるほど名前は大我ってかっこいいのに随分可愛らしい印象の子だ。
「お酒そんなハイペースに飲んで平気？おつまみも食べないと酔い早くなるよ」
「うーん」
「なんか落ち込んでる？悩み事とか」
「それがさ」
それから私は勢いに任せてお酒を追加しまくり、そして愚痴を垂れ流した。
その間1つも嫌な顔をしないできょもは相づちをうってくれていた。
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きょーもとのこうもり - とまとさん» 了解しました!! (2020年4月16日 6時) (
レス) id: 979eb0bd6f (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - きょーもとのこうもりさん» 再度返信すみません！作者ホームページの方に登録したのでそこから飛べると思います！コメント欄のすぐ下にあります (2020年4月14日 0時) (レス) id: 85dc890a25 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - きょーもとのこうもりさん» ありがとうございます！1度コピーして頂いて検索してくださると飛べます！！お手間取らせてしまい申し訳ないです…できるか変更してみますね！ (2020年4月14日 0時) (レス) id: 85dc890a25 (このIDを非表示/違反報告)
きょーもとのこうもり - いつも楽しく読ませていただいています。質問箱にとべません!たぶん6d0b89e…を消せばいいと思います!!違ったらすみません… (2020年4月14日 0時) (レス) id: 979eb0bd6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とまと | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/ss_122_tm
作成日時：2020年3月7日 14時
