恋愛の方程式 (ページ17)

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＃17 ページ17

ジョンハン「お前ら、まだそんなこと言ってんの？

　バカじゃねーの？」

その一言で、場は一気に冷たくなる。

「で、、っでも、、コイツ陰キャだし、、ガリ勉だしっ、、！」

「そ、、そうだよ、ジョンハンくん

　一緒に居ても、なんにも楽しくないってー、、、！」

「って、、てゆーか、何言ってるか分かんないもんね、声小さくてー」

キャハハ、とクラスの一部の女子たちの笑い声が聞こえる。

こんなこと言われても、平気になってきたんだなあ、と思うと

少し苦しくなった。

なんで勉強が好きじゃいけないの、、？

なんでみんなと同じものが好きじゃなきゃいけないの、、？

なんで、、、

ジョンハンくんと、お喋りしちゃいけないの、、、？

初めて、、、、

友達になれるかもしれない、、って、

思えたのに。

苦しくて、辛くて、悲しくて、悔しくて

もう、何もかも終わらせちゃいたいって思った時に

私は、ジョンハンくんに手を引かれて

ジョンハンくんと、廊下を走る。

自然と繋がれた手

その手は、とても温かくて、

疲れ切った私の心に

一筋の光が現れたようだった。