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七月の期末テストの結果が発表され、みんなが廊下に群れる。
私も、その中に居た。
人が多い所は苦手だけど、順位だけは知りたい。
だって、こんなに頑張ったんだもん。
自分の名前を探すと
あ、、あった
「二位 イム・A」
という文字を発見
二位かあー、、、どうでもいいミスしちゃったのかな、、、
と、少し落ち込んでいると
私の周りに居た人たちが、少しザワザワしだした。
「あの人、あんなに休み時間ずーっと机にかじりついてても、二位なんだねー。」
「確かにー。ガリ勉の割に、一位にはなれないんだー」
聞こえなかったふりをして、私は廊下を去った。
本当は、心が弱くて、少しでもこういうことを言われると
凄く落ち込んでしまうタイプ
だけど、あくまでもそれは自分の世界の中だけの話
私は、イメージを崩さないように、
クラスで目立たないように
ひっそりと、息を殺して生きていくだけ。
そして、一学期が終わり、
私の夏休みは、ほぼ毎日講習会で埋め尽くされた。
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作者名:スピカ | 作成日時:2022年5月13日 21時