恋愛の方程式 (ページ8)

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＃8 ページ8

驚いている私を見て、金髪イケメンは、ふっと笑った。

「何その声変な奴」

こんなこと言われたのに、なぜか、嫌な気持ちにはならなくて

むしろ、私の方があなたのことを

「変な人」

って思ってる。

だって、今まで私に話しかけてくる男子なんて

居なかったんだもん。

「ねー、なんで朝逃げたの？」

A「べ、、別に、、なんでもないです、、、

　ただ、、視線を感じたから」

分かりやすすぎるくらいにオドオドして、

挙動不審になってしまった。

「なんで敬語？同い年じゃん

　ホント、変な奴」

普段誰とも話さない私が

いきなり、イケメンの転校生に話しかけられてるっていう

謎の状況に、クラスのみんなからの視線が痛い。

やっと授業が始まると、隣の金髪イケメンは

私に話しかけるのをやめた。

やっとか、、、なーんて安心してる暇もなく、

休み時間になった瞬間

隣の席にいるあの人の周りは、人だかりで囲まれた。

「ジョンハンくんって、どこから来たのー？」

「っていうか、チョーイケメンだよね！連絡先交換しない？迷惑かなあ、」

「ジョンハンくんっ！ジョンハンくんの好きなタイプは？」

私は、人ごみに耐えられなくなって、教室を出た。