恋愛の方程式 (ページ5)

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＃5 ページ5

夏休みが終わって、八月の終わりといっても、

まだまだ暑い朝

眠たくて眠たくてしょうがない。

昨日、夜遅くまで参考書呼んでたからなー、、

イヤホンで、英単語の流れる音声を聞きながら

電車に乗ると

視界に入ったのは、あの金髪イケメンだった。。

まさか、おんなじ駅で会うなんて、、、

と、若干見つからないように私は顔を隠す。

でも、遅かった。

金髪イケメンは、私を見つけた瞬間

私のことを、少しある距離から覗いてくる。

なんだかよくわからないけれど、関わりたくなくて

私は、高校の最寄り駅に着いた瞬間走って電車から逃げた。

っていっても、、

そりゃ、おんなじ高校なんだから、向こうだって降りるに決まってる。

ちょっと小走りで追いかけて来たけれど

私は全速力で走って逃げた。

すると、その人は諦めて

ポケットに手を突っ込んで歩き始めた。

その姿にホッとして、私は学校へ向かった。

同じクラスじゃないといいな、、

と、自分でもなぜあの人を避けるのか分からないまま

門をくぐる。