恋愛の方程式 (ページ14)

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＃14 ページ14

隣でわいわいしているのに耐えられなくなって

私は早足で教室を出た。

校門を出たところで

後ろから走ってくる音が聞こえる。

振り返ると、やっぱりジョンハンくんだった。

ジョンハン「最寄り、一緒じゃんー

　なんで先に帰んのー」

ちょっと不機嫌そうに、そう言うジョンハンくん。

本当に、私は君のことが分からない。

A「、、なんで、、、？」

ジョンハン「なんでって、、俺が一緒に帰りたいから」

「それだけじゃん」って、言って

私の隣を歩き始める。

この道を、誰かと並んで歩く日が来るなんて、

思わなかった。

私より、頭一つ分ほど背が高いジョンハンくんは

待ちゆく人の視線を奪っていった。

「あらやだ、すごいカッコいい子じゃないの」

「でも高校って、髪染めていいの？」

「不良じゃないの、不良」

「女の子も引き連れてるじゃないの。大丈夫なのかしら、、」

それでも、ジョンハンくんは

何にも動じず、

ジョンハン「一緒だよな、

　教室であんなこと言ってた奴らと。

　可哀そうな奴ら」

こんなにも、自由に生きているジョンハンくんは

私の憧れかも知れない。