自己満短編集

詰め詰め ページ47

息抜きに詰め込んでみました。
2/3(後半2つ)が死ネタですので注意！
【御品書き】
rdgt(会話文のみ)
gttr(死ネタ・軍パロ風味)
nkbr(死ネタ・軍パロ)

〜〜〜〜〜

「あーあ、もうお嫁に行けないね」

「…行く気無いし、行かせる気も無いだろ？
まずそもそも嫁じゃねぇ」

「嫁かどうかは置いとくとして
もちろん、行かせる気なんて最初からないよ」

「はぁ、だろうと思ったけどよ
別に何処にも行かねぇよ
ずっとお前と一緒に居るつもりだしな」

「キャー、イケメーン」
「今ので台無しだ、許さねぇ」

ーーーーー

「ずるいよね、ぐちつぼさんは」

あの人はいつもそうだった。
俺に何も言わず勝手に何処かに行って、
ふらっと帰ってきてはまた愛を植え付けて。

そうして終いには、誰にも知られずに消えていった。

未だに植え付けられた愛を手放せない俺は重症だろうか。
死して尚魅せる男、まさにその通り。
いつまでも彼に魅せられて縋ってるから。

今日も俺は、石の前に雨粒を落とす。

ーーーーー

冬のせいで悴んだ指先が触れる君はもう冷たくて、冷え性なんだと知ったあの日を思い出す。

快晴の空のようなあの瞳は色白の目蓋に覆われていて、何処か色気のある瞬きを見ることはもう無いのだと気付かされる。

会話もできない。
日常のふとした仕草も見られない。

もうできないのに、手遅れなのに、
それら全てが愛おしく思えてしまった。

「ねぇNakamu、さみしいよ」
君には程遠い色をした寒空に向かって嘆いた。

〜〜〜〜〜
こう見ると数ヶ月前の私が未熟おぶ未熟。

実はそろそろ50話行くんですよね。
続編には多分行きます。作者が楽しいので。

hkt→←リク　gtgn

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す