続き ページ45
〜〜〜
「はぁー、涼し…」
クーラーの効いた店内は天国かと錯覚するほどに涼しく、原人も満面の笑みを浮かべた。
正直とても可愛かった。ありがとうコンビニ。
色々な意味でコンビニに頭を下げつつ、適当な弁当を二つと、いつも飲む2リットルの麦茶と、彼の煙草を買って店を出る。
「うわ、暑っつい…」
コンビニが涼しすぎて忘れていたが、外に出たおかげで茹だるような暑さを思い出させられる。出来ることなら思い出したくなかったが。
帰り道も中々に無言の時間が続く。
たぶん俺らなので喋るとその分暑くなる。
一度天国を見てしまったからこそもあるが、単純に暑いのが悪い。
復路の真ん中程まで歩いたところで、水分補給のために立ち止まった。ペットボトルの中で波打つ水はちっとも冷たそうに見えない。
まぁ、喉の渇きを潤すくらいならこれでいい。
同じペットボトルを分け合って飲むから、俺が飲んでいる間は原人が暇になる。
その時間に、驚きの情景が視界に映った。
焼けるほど暑い住宅街の道端で、暑いとぼやきながら胸元のシャツをパタパタと煽ぐ原人。
それだけでも目に毒なのに、舞い込んだ生温い風が、タイミング良くTシャツの丈を捲る。
一瞬だけでも露になった細すぎる腰と、見え隠れする胸元は、自分を高揚させるのには十分だった。
思わず、口に含んだ水をゴクリと飲み込んだ。
あの一瞬に囚われたように目線が離れない。
痛いほどの視線に気がついたのか、原人が視線を言葉で返す。
「…なに見てんの、えっち」
ニヤケながら煽る原人の表情も、まるで火に注ぐ油のように気持ちを昂らせる材料になる。
「…おい。早く帰るぞ」
腕は引かず、言葉で帰宅を急かす。
今日くらいやることやってやろう。
まじで今日の夜覚悟しろ。
文句言われても、お前のせいだからな。
どれかは分からないが口にしていたらしく、先程の場所には真っ赤な顔をした原人が立ちつくしていた。
〜〜〜〜〜
最近暑いですね。
まぁ、作者は毎日家から出てないんですけど。
読者の皆様、外出の際は某ウイルスと熱中症のどちらにもお気をつけくださいな。
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朏―みかづき―(プロフ) - 没ネタの奴の小説書きました…((ﾎﾞｿｯ 一応御報告しときますね、夜中にすみません… (2020年10月4日 3時) (
レス) id: 6ca6a4d509 (このIDを非表示/違反報告)
いぐりあ(プロフ) - 夜雨さん» わーい！じゃあ雑に行きまーす！！ご意見ありがとうございますm(_ _)m (2020年8月22日 15時) (レス) id: c5d39b180d (このIDを非表示/違反報告)
夜雨 - はーい！！普通に自己満短編集2とかでいいと思います！！(雑) (2020年8月22日 15時) (レス) id: bb55298d19 (このIDを非表示/違反報告)
いぐりあ(プロフ) - カリトさん» そう言ってくださる貴方がしゅきです(ありがとうございます) (2020年8月16日 16時) (レス) id: c5d39b180d (このIDを非表示/違反報告)
カリト(プロフ) - しゅきです(突然の告白) (2020年8月16日 16時) (レス) id: 8da107864b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いぐりあ | 作成日時：2020年5月27日 15時
