続き ページ26
〜〜〜
Side.tr
あろえの悪戯を軽く流しながら、溜まっていた諸々を一気に済ませてしまう。
申し訳ないことをしたなぁとは思いつつも、どうしても構ってやることはできなかったので仕方がない。
今からでも、と部屋中を見渡すもあろえの姿はなく、その代わりに閉まり切っていないドアがあった。
どうやら音を立てずに部屋を出たらしい。
あろえを探すついでに体を伸ばそうとリビングへ向かうと、ソファに彼の姿があった。
体操座りをしながら眠ってしまったのだろう。
背もたれにその背中は着いておらず、座面の上で猫のように身体を丸めていた。
さすがに眼鏡だけでも外してやろうと顔に触れると、そこから覗いた頬には涙の跡が。
起こすのは少々気が引けるが、心配でもあるので彼を起こすことにした。
「あろえー、起きてー」
身体を軽く揺すると、すぐに目を覚ます。
「んぅ…た、らこ…？」
「ん、おはようあろえ」
薄く目を開いただけの寝惚け眼なあろえは、
突然自身の身体を俺に預けて抱きしめてきた。
「なになに、唐突すぎじゃない？」
そう茶化すように言うと、ムスッとしながら
だって、と言葉を返される。
「だって、たらこ相手してくれなかった」
…なに、その可愛すぎる理由！
っていうか、
「もしかして泣いてたのもその理由…？」
そこまで可愛かったりするの？
「なに、ないてるって」
「え？いや、頬に泣いた跡あったから」
「べつに、ないてない」
いや、思いっきり乾いた跡残ってますけど。
そんなからかいをしてしまうと、あろえはここからもっと拗ねてしまうので飲み込んで、
「…ごめんね、構ってあげられなくて」
心の底から謝罪する。
「俺、さみしかった」
「うん」
「俺もわるいけど、たらこもわるい」
「うん」
「だから」
「…うん」
「かまって」
「よく言えました」
「今から構い倒してあげる」
「しょうがないから、ゆるしてあげる」
普段もこれくらい素直だったらいいのに、なんて思ったのは絶対に秘密。
〜〜〜〜〜
arさんのかまちょ、絶対に可愛いですよね。
まぁその方法はさておき。
自分、ツンデレ時々かまちょ大好きの民。
終わり方ちょっと雑だったかもしらん。
けど、止めないと文字数足りなさそうでした。
許してーーー
そしていつの間にやら2500hit
圧倒的感謝！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朏―みかづき―(プロフ) - 没ネタの奴の小説書きました…((ﾎﾞｿｯ 一応御報告しときますね、夜中にすみません… (2020年10月4日 3時) (
レス) id: 6ca6a4d509 (このIDを非表示/違反報告)
いぐりあ(プロフ) - 夜雨さん» わーい！じゃあ雑に行きまーす！！ご意見ありがとうございますm(_ _)m (2020年8月22日 15時) (レス) id: c5d39b180d (このIDを非表示/違反報告)
夜雨 - はーい！！普通に自己満短編集2とかでいいと思います！！(雑) (2020年8月22日 15時) (レス) id: bb55298d19 (このIDを非表示/違反報告)
いぐりあ(プロフ) - カリトさん» そう言ってくださる貴方がしゅきです(ありがとうございます) (2020年8月16日 16時) (レス) id: c5d39b180d (このIDを非表示/違反報告)
カリト(プロフ) - しゅきです(突然の告白) (2020年8月16日 16時) (レス) id: 8da107864b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いぐりあ | 作成日時：2020年5月27日 15時
