自己満短編集

　続き ページ18

引き続き注意

〜〜〜

…あぁ、そっか。
俺、誰かに愛されたかったんだ。
その誰かは本当に誰でも良くて、それが今はこんそめなだけ。多分そういうこと。


少しして、本当にこんそめが来た。

「…何しに来たの」
「話があったから」
「なら電話でいいじゃん」
「それだと切るでしょ」
「そう、だけど」
それを認めると、何故かまた途切れる会話。

「…その無言怖いんだけど」
「あ、ごめん。でも真剣だから」
それでも無言なことに、怪しささえ覚える。

「で、話ってなに」
そう急かすと、こんそめは無言で自分のバッグから財布を取り出した。

「お前のこと、買う」

端的に告げられたそれは、自分の脳を強く揺さぶった。

買う？こんそめが？俺を？

でも、これも商売。拒否せずそれを引き受けようとする。いつも通り。

「1時間で、」
「違う」
「…は？」

…何が違うのだろう。
買うってそういうことじゃないの？
自分の欲求のために金払われて、一寸の愛もくれずに勝手に満足されるってことじゃないの？

「そんな、何時間なんて単位じゃなくてさ、
　“あろえ”を買うって言ってんの」
「な、にそれ」
言われても、理解ができない。

俺の一生を、買う。

「後悔はさせないし、一生かけて守る。
だから、俺とずっと一緒に居てくれない？」


「あろえの一生、いくらで買えますか」

「…じゃあ、
　お代はいいから、愛してよ」

〜〜〜〜〜
…なんだこれ？？？

とりあえず、私の好きを具現化した結果ですね。
最後2つの台詞とこの設定が書きたかったんだ…。
そしたら長くなっちまった。

花魁的なのもいつか書きたい所存でいます。
ただ、苦手な人も多いでしょうし…どうしよう。

Twitterあげようかな…(/ω・＼)ﾁﾗｯ

あ、1600hit超え、ありがとうございます
見てくださる方皆様、全員好きです(唐突な告白)

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