kyord ページ15
調子乗ってもう一個あげちゃうーーー
キスの日に滑り込みで書いた過去作。
煙草の味が知りたいrdのお話
〜〜〜〜〜
どうしようもなく寝れない日って、皆なら何をするだろうか。
ゲームをする？ホットミルクを飲む？何もない宙を見つめる？
俺は、家のベランダに出る。
そこにはいつだって愛しい恋人がいるから。
「また夜更ししてたの？きょーさん」
そう呼んでやると、やっぱり煙草を吸っていたきょーさんがこちらを振り向いた。
「いや、夜更しでは無いやろ
らっだぁこそどうしたん。もう寝たと思ってたんに」
やっぱり変か。
そうだよなぁ、普段はこんな時間にはもう寝てるんだから。
「なんか、寝れなくてさ」
「ふーん」
「聞いたくせに興味なさそうじゃん」
「まぁ、興味はないわな」
「そこはあってほしかった」
こんな他愛もない話をしながら、彼は煙草を吸い続ける。
俺は吸わないから、煙草の味なんてわからないけど、おいしいのかな。
「ねぇ、きょーさん」
「なんや」
「煙草ってどんな味するの？」
興味本位で、聞いてみる。
「…吸いたいんか？」
「いや、それはないけど」
そう。吸いたいわけではないのだ。
ただ恋人の好きなものを自分も共有していたい、そんな欲。
「多分、あんまおいしいとは思えへんで」
「そうなの？きょーさんめっちゃ吸うのに」
「これは依存性があるだけやからな。吸い始めたら止められへん」
依存性、という言葉に少しだけ引っかかったけど、そんなもの無視して会話を続ける。
「なんか意外。おいしいと思ってた」
「そんなに味知りたかったん？」
「うん。割とね」
「…らっだぁ、ちょっとこっち来い」
また煙草を吸いながらも手招きでこちらに近づかせようとするきょーさん。
よくわからないけれど近くに寄ってみた、
その瞬間。
後頭部に手を回され、そのまま深くキスされる。
口の中には、直前まで彼が吸っていた煙草の味であろうものが広がっていく。
…あれ、なんだか変な味。
煙草って、本当にこんな味…？
なんて考えたところで、唇が離される。
「で、どうやった？お望みの煙草は」
「……苦いし、おいしくなかった」
「やろ？煙草なんて吸うもんやない
まぁ、俺はもうどうしようもないからな」
なんて苦笑いをするきょーさん。
…言えない。
彼とのキスに混じった煙草の味がとても甘くて、少しだけおいしいと思っちゃったなんて。
〜〜〜〜〜
煙草の味なんて知りませんけど(未成年)
シガーキスも好きです
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朏―みかづき―(プロフ) - 没ネタの奴の小説書きました…((ﾎﾞｿｯ 一応御報告しときますね、夜中にすみません… (2020年10月4日 3時) (
レス) id: 6ca6a4d509 (このIDを非表示/違反報告)
いぐりあ(プロフ) - 夜雨さん» わーい！じゃあ雑に行きまーす！！ご意見ありがとうございますm(_ _)m (2020年8月22日 15時) (レス) id: c5d39b180d (このIDを非表示/違反報告)
夜雨 - はーい！！普通に自己満短編集2とかでいいと思います！！(雑) (2020年8月22日 15時) (レス) id: bb55298d19 (このIDを非表示/違反報告)
いぐりあ(プロフ) - カリトさん» そう言ってくださる貴方がしゅきです(ありがとうございます) (2020年8月16日 16時) (レス) id: c5d39b180d (このIDを非表示/違反報告)
カリト(プロフ) - しゅきです(突然の告白) (2020年8月16日 16時) (レス) id: 8da107864b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いぐりあ | 作成日時：2020年5月27日 15時
