藍沢先生が体調不良5(リクエストOK)

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灰谷side


藍沢先生が今日は様子がおかしかった。


酷くせき込んだり上着を着ていたり……


朝は気づかなかったけどだんだん「体調悪いのかな？」という疑いに変わっていってとっくにばれてるのに休むのを拒んで立ち上がろうとする藍沢先生を名取先生と二人で椅子に押し戻した。


すると藤川先生が藍沢先生に体温計を挟みこんでしばらく待って体温計のパネルに表示された温度は38.5度。


藍沢先生はもう体が限界なのか椅子に体重を預けてぐったりしている。


藤川「取りあえず…インフルエンザが疑われるから病室に運んで検査しよう。灰谷、病室確保してくれ俺はインフルエンザの検査キットをとってくる」


名取「じゃあ俺は藍沢先生を病室に運びますね」


藤川「頼む」


そう言ってそれぞれが動きだしてた。

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名取side

今日の朝から藍沢先生の様子がおかしかった。


初めは連勤で睡眠がとれてなくて眠いのかな？なんて思ってたけど藤川先生が「体調悪いだろ？」とストレートに聞いたため俺は藍沢先生の額に手を当てた。


いつもなら拒まれるはずなのに今日は一切拒否されず俺の手は目的の熱を感じ取った。


「熱いですね」そう呟くと熱を測ったり藍沢先生を移動させたりとドタバタして今からインフルエンザが疑われるため検査を行う。



インフルエンザが疑われるの検査なんて医者である以上何回も見てるけど改めて見ると痛そうだな……とつくづく思う。


でもさすが藍沢先生というべきか、体がキツイのかわからないがいつもの無表情であっという間に検査終了。


藤川先生が検査結果を出しに行くため病室を出て行って藍沢先生に冷えピタを貼ったり毛布を掛けたりとしているとすぐに藤川先生が戻ってきた。


灰谷「どうでした？」


藤川「陽性だった」


名取「やっぱり……藍沢先生外来の診察もしてましたし忙しそうだったので免疫力が落ちていたんでしょうね」


藤川「そうだな…Ａ型だったし高熱が続くな……」


そんな会話をして医局に戻ろうと歩を進めた。

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藤川side


医局に戻ると

白石・緋山・横峯・冴島「藍沢先生は？」


4人が口を揃えてそう聞いてきた。


藤川「インフルエンザＡ型の陽性反応が出た」


冴島「藍沢先生外来の患者さんも診てましたからね」


白石「うん……インフルエンザでＡ型だったらしばらく発熱もつづくだろうし……」


横峯「心配ですね……」


藤川「藍沢、咳が酷いんだよな……」


白石「それって……肺炎じゃないの？」

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