藍沢先生が体調不良4(リクエストOK)

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新海「最近まともに食事とれてなかっただろうし十分に睡眠もとれてなかっただろ？生活習慣の乱れが原因だろうな。なにか軽い食事を持ってくるよ」


藍沢「………」


新海「藍沢！」


藍沢「っ悪い……」


さっきからずっとボーっとしている藍沢。

おそらく貧血による倦怠感が酷いんだろう。


新海「なにか軽い食事持ってくるな」


そう言って俺は仮眠室から出た。

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藍沢side


気づいたらベッドの上にいた。

自分ではおそらく貧血だろうなと予測はついていた。


貧血でオペを止めるなんて情けないな……


まだ目が回る感じがあるもののやらないといけない書類整理がある。


明日はオペがあるし休んでなんかいられないなんて考えていると


ガチャッ


という音と共に誰かが入ってきた。


今だに目が回るため俺は腕で自分の顔を覆っていて誰が来たのかはわからなかったが「藍沢ー大丈夫か…？」という声は新海だった。


新海だって当直でただでさえやることがあるだろうに俺の事で迷惑はかけられない。


そう思って俺はベッドから立ち上がったが


クラッ


立ち上がるとさっきみたいに目の前がぼやけて立っていられなくなった俺は座り込んでしまった。



新海が「ったく……」と呆れたように呟いたが肩を貸してくれてそのままベッドに戻してくれた。


その後も呆れていたが呼吸音を聞いたり熱を測ったりしてくれて新海は軽い食事をとってくるなと言って部屋を出て行った。


それにしても貧血によるものなのか体の倦怠感が酷くてもう寝返りをするのでさえ面倒になってくる。



しばらくの間ボーっとしていると新海が戻ってきた。


新海「軽い食事持ってきた。何か食べるのが難しかったらジュースでもいいけど」


せっかく取りに行ってくれたけど今は食欲がない。


藍沢「悪い…食欲がない…ジュース貰う…」


そう言ったら新海は「いいよそんな謝るなよ、ジュースな」って言って栄養ジュースのようなものにストローを挿してくれた。


新海「きついかもしれないけど体起こすぞ」


そう言って新海に手伝ってもらいながら俺は体を起こして壁に寄りかかってベッドに座った。


ジュースを飲み終わると少しぼんやりしていた意識が段々とはっきりしてきたけどまだ目が回る。


新海「どうだ？少しはマシか？」


藍沢「あぁ……でも少しまだフラフラする」


いつもなら「あぁ」だけで返していたけど今は本当に倦怠感がすごくて誰かに頼りたかった。

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