15 ページ16
とりあえず藍沢をベッドに寝かせて横峯と灰谷と雪村に近くのスーパーでゼリーや薬を買ってきてもらうことにして白石は橘先生に藍沢の事を連絡することになった。
冴島「藍沢先生、かなり溜め込んでいたようですね……」
緋山「いっつも藍沢はこうやって何でも一人で抱えてんのよね」
藤川「藍沢は隠すのもうまいから倒れるまで俺たちは気づいてやれない……」
冴島「今回の事ももう少し早く気付いてあげられれば……」
そんな暗くなった空気の中に買い物を終えた横峯たちが返ってきて白石も電話を終えて部屋に戻ってきた。
横峯「ゼリーとかお粥の元とか食べやすそうなものを買ってきました」
灰谷「口に合うといいんですけど」
雪村「もう寝てしまってから1時間くらい経ちましたよね?」
緋山「一回起こして薬飲ませた方がいいかも」
藤川「そうだよな。藍沢ー藍沢ー」
名前を何回か呼ぶとうっすらと瞼を開けた。
藍沢「……ん?」
藤川「藍沢ー!薬買ってきたからなんか食べれそうか?」
藍沢「……?」
「なんか食べられそうか」と聞いてみるとわからないと首を傾げる藍沢。
白石「私、お粥作ってくる」
緋山「私も手伝う」
白石「藍沢先生、台所借りるね」
そう言って白石と緋山は台所へ行った。
藤川「藍沢一回起き上がれるか?」
そう言うとコクリと頷いて起き上がろうとしているけど力が入らないのか起き上がれていない。
背中から手をいれて支えながら起こしたが体はフラフラしていて座を保つのも難しいようだ。
藍沢を座らせてフェローたちが買ってきてくれた水を飲ませていると
白石「お待たせ」
と白石と緋山がお粥が完成したようで部屋に戻ってきた。
藍沢は力が入ってない手で危なっかしくお粥をすくって3、4口くらい食べたらゆっくり動かしていた手が完全に止まってしまった。
藤川「もう食べれないか?」
藍沢「……あぁ…せっかく作ってくれたのに悪い…………」
そういうとキツくなったようで横になってしまった藍沢。
数分するとすぐに眠ってしまったため俺たちは皿を片付けたりしていたけど
藍沢「……ん…う…」
片づけが終わって一息ついていると藍沢が魘されだした。
藍沢「う……んん…」
眉間に皺を寄せてあっちにこっちに寝返りをうつ藍沢。
横峯と灰谷が「藍沢先生!藍沢先生!」と藍沢に呼びかけて起こしている間にはるかと雪村が過呼吸になりかけている藍沢の呼吸を落ち着かせるために濡れタオルや体温計を準備している。
240人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「体調不良」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
明日香 - ゆうかさん» ありがとうございます。面白いと言っていただけて光栄です。これからも頑張っていきますのでまたのリクエストお待ちしています! (2019年3月18日 17時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - リクエスト書いて頂いてありがとうございました!!面白かったです!またリクエストしますね♪ありがとうございました!! (2019年3月18日 13時) (レス) id: 0721983257 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - こんさん» わかりました。頑張って書かせていただきます!マイコプラズマ肺炎は完治まで結構かかるみたいなので毎度なんですが話が長くなってしまうかもしれませんがご理解いただけると幸いです。これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年3月15日 22時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)
こん - リクエストお願いします!藍沢先生がインフルエンザとマイコプラズマ肺炎を併発するのが見たいです!看病する人はできれば男性人がいいです!よろしくお願いします! (2019年3月15日 22時) (レス) id: 391160b051 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ほまさん» アンケートに答えていただきありがとうございます!暴行のお話ですか!結構、体調不良表現より余談の方が多かったかな?と思っていたのですが気に入って頂けたなんてありがたいです!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年3月9日 18時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ