藍沢先生が体調不良4(リクエストOK)

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緋山side


当直が終わって私は続けて日勤のため今は医局にいる。

今は朝の８時。

だけど医局に藍沢の姿はない。

脳外にも確認しにいったけどいなかった。


藤川「藍沢来ないなー」


緋山「今日も休みだったりしないでしょうね？」


藤川「んなこと俺に言われたって……」


今日はシニアは私と藤川、フェローが名取と灰谷。

名取はまだヘリに乗れないためヘリ担は私と灰谷。


朝食をとりながら藍沢が来るのを待っていたけど８時半をまわっても藍沢は来ないし、連絡もない。


藤川がさっきから何回か藍沢に電話をかけてるけどつながらない。


結局、待っても待っても連絡は来なくて午前中は終わってしまった。


緋山「藍沢、来なかったわね……」


藤川「あぁ橘先生に頼んで藍沢の携帯にもう一回連絡してもらったけどダメだった」


緋山「あいつ何やってんのよ」


そんな風に話してると藤川のＰＨＳが鳴って藤川は呼び出されたらしく急いで医局から出て行った。


名取「緋山先生」


そんな藤川を見送ると名取が少し不安そうな顔をして私に話しかけてきた。


緋山「なに？」


名取「藍沢先生って……来てないんですよね？病院に……」


緋山「まぁ今はね」


名取「俺のせいですよね？」


緋山「………」


「俺のせいですよね？」藍沢が欠勤している理由は自分だと、自分を責めるようにそういう名取に返す言葉がなくなった。


確かに藍沢が来てないのは名取の事でだと思うけど決して名取の責任とはいえない。


名取「思い出しだそうとしても無理なんです。藍沢先生はきっと大切な人だった……俺にとってもみんなにとっても、救命にとっても。わかってるんです。でも思い出せない。忘れちゃいけない、忘れたくない人だったはずなのに……」


緋山「確かにあんたは藍沢をすごく慕ってた。忘れたくない人だったと思う。けど思い出せないのも藍沢が来てないのもあんたのせいだとはだれも責められない。きっと藍沢もあんたがそんな顔してたら余計にいろいろ責任を感じると思うからあんたは今までどおりにしてなさい。きっと大丈夫。藍沢もあんたも」


そういうと「わかりました……」といってまた自分の机で仕事を始めた名取。


すると名取が座ったことが合図のように帰宅を促す放送が流れ始めた。


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白石side


当直を終えて日勤に入った。

緋山先生に聞いたら藍沢先生は昨日も来ていなかったらしい。

今日も来なければもう３日目。

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