藍沢先生が体調不良4(リクエストOK)

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緋山先生と橘先生が患者さんの受け入れに行って私たちは初療室で患者さんが運ばれてくるのを待っていた。


藤川「なぁはるか、藍沢一人にしてきたけどやっぱまずかったかな？」


冴島「そうですね…藍沢先生が急患が運ばれてくるとわかった時にあんなに１人を嫌がっていたのに藤川先生と名取先生の腕を離したのがきになります。もしかしたら幼児退行に関係してるかもしれません」


名取「藍沢先生、もとに戻りますかね？」


藤川「絶対戻す！戻ってきてもらわないと困るからな」



話に一区切りついたタイミングで緋山先生と橘先生が戻ってきた。

白石「くも膜下出血の患者さんは緋山先生と名取先生で診て、冴島さんもサポートに入って！腹腔内出血の患者さんは藤川先生と私と橘先生で診る」


そんな白石先生の指示を合図に治療を開始して何とか２人とも一命を取り留めたが腹腔内出血の患者さんはまだバイタルが安定しないためＩＣＵで様子をみることになった。


緋山「ふー忙しかったわねー」


白石「ほんと、午前中は比較的平和だったから突然バタバタしだしたもんね」


藤川「なぁ藍沢の様子見に行こうぜ」


緋山「あっそうだ藍沢！もうあと２０分で当直と交代だし帰る準備してから行くわ」


白石「えっもうそんな時間！？」


藤川「確か今日の当直は横峯と灰谷とはるかだったよな？」


緋山「冴島なら安心ね」


名取「不安な人いるんですか！？」


緋山「あんたよ！」


藤川「じゃあ俺はもう帰れる準備できてるから先に藍沢のところに行ってるな」


緋山「私も準備終わったから先に行ってるわ」


名取「えっ！？ちょ緋山先生！」


緋山「名取、うるさい」


名取「すみません……」


冴島「私も白石先生と後から追います」


藤川「あぁ」


明らかに理不尽な理由で怒られている名取先生を無視してみんな帰りの支度にとりかかった。

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緋山side


藤川「藍沢〜」


病室に入ると掛布団にくるまって涙目の藍沢。


藍沢「ずっと……ひとり……」


藤川「ごめんなーよく一人で待てたなー偉いぞー」


そういって藍沢の頭をくしゃくしゃと撫でる藤川。

前にも思ったけど藤川は救命よりも小児科の方が絶対に向いていると思う。


藤川に撫でられても嫌な顔どころかどこかうれしそうな藍沢。


いつもとのギャップに耐えらないっていってた名取の気持ちがわかる気がする。


そんな中、白石と名取と冴島も遅れて病室に入ってきた。

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