藍沢先生が体調不良4(リクエストOK)

ゆうかさんリクエスト　幼児退行 ページ22

藍沢side



昨日は日勤で脳外のシフトが入っていて朝一番から脳外で手術があった。


手術が終わると救命に脳梗塞の患者が運ばれてきたらしく救命にコンサルに行って、脳外に帰るとその日中に提出しなければいけない書類があったため書類を書いて、その間にも救命のフェローたちが質問に来たり、回診をしたりしているとすぐに予定していた手術の時間になってその手術が終わったころにはもう夕方。


その日は当直ではなかったため帰ろうと更衣室へ行ったがそう簡単に帰れるはずもなく、救命で俺が担当していた患者が急変して緊急オペ。


緊急オペが終わると救命にまた頭の患者が運ばれてきたうえにその日の当直は横峯と灰谷と雪村でフェローばかり。


フェローたちのサポートもしながら自分の診ている患者の処置も終わらせやっと一息つけると思って救命の医局に帰ったが時計がさしている時刻はもう８時。


昨日は昼も夜も食べれていなかったが食事より少しでも長く睡眠がとりたかったためすぐに仮眠室のベッドに横になった。



？「あ……わ…んせ…あいざ…せん…い！」


俺を呼ぶ誰かの声が聞こえて重たい瞼を開けるとそこにいたのは名取だった。


名取「藍沢先生、カンファレンスの時間です！」


藍沢「あぁ」


起きて気付いたが昨日、仮眠室のベッドに横になってすぐに眠ってしまったらしくいつもは携帯にアラームを設定しておくが昨日は忘れていたらしくフェローに起こされる始末。

名取に起こされてベッドから起き上がったが何とも言えない倦怠感と目がまわる感じ。


昨日よりひどくなってる……


最近は救命はいつもバタバタしているがそれに加えて脳外も忙しい。

オペに入ってばかりで溜っていた書類を片付けながらも通常と変わらないオペの数をこなして……としているといくらあっても時間が足りなくて、当直の交代の時間に遅れたり書類の提出が遅れたりと迷惑をかけっぱなし。


西条先生も橘先生も「忙しいから仕方ない」「無理するなよ」と言ってくれるが迷惑に決まってる。


そのため最近は食事も睡眠もほとんど時間がなくてとれていない状態が続いていて数日前から体調を崩していた。


数日前、体のだるさを感じて体温を測ると３７．４度と微熱だったが日を重ねるごとに体温は高くなっていって体の不調も増して行っていた。

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