藍沢先生が体調不良4(リクエストOK)

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藍沢「俺もだ。名取が医局にいてろくに仕事をしないくせにスマホをいじってて、でも患者が運ばれてくれば一生懸命その命を救おうとする、俺が何日も泊まり込んでたら「家に帰ってください」って口うるさくてそんなお前がいるのが当たり前だった」


名取「藍沢先生が体調崩して出勤してないって事を聞いて俺、すっごい焦ってんです。覚えてないから赤の他人のはずなのに……」


名取「思い出せてよかった……大切な記憶を……」


そう呟くように言うと名取は俺の方を向いて

名取「とりあえず今日は藍沢先生はもう帰ってください！」

と言ってきた。何か気に障るようなことをしたかと焦ったが


名取「顔色！よくないですよ。横峯から聞きました。藍沢先生、熱あるのに出勤してるって」

俺の事を心配してくれての発言だった。


それにしても横峯の奴、余計な事を……


藍沢「微熱程度だ。問題ない」


名取「ダメです！今日は帰って明日、藍沢先生のオペ見学させてください！俺、明日から復帰なんで！楽しみにしてますから」


そういうと柔らかく笑う名取。

その笑顔に負けて俺は今日は早めに帰宅することにした。


明日は可愛い後輩が俺のオペを見に来るからな……


藍沢「お前も今日は記憶が戻ったばかりなんだから安静にしてろよ」


名取「わかってます！藍沢先生もですよ！」

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【２人の様子をこっそり見ていた人たちの会話】


緋山「なによあの２人」


藤川「まぁ何やかんやで仲いいんだろ」


白石「お互い気を許してるみたいだしね」


緋山「なんかあの藍沢が慕われてるって気に食わないけど仕方ないわよね」


藤川「怖いけど一番腕はいいし、本当に困ったときすぐに手を差し伸べてくれるヒーローみたいな奴だからな」


冴島「藍沢先生が帰宅を促されて素直に帰るなんてよっぽどですしね」


緋山「そんな可愛がってる後輩に自分の記憶を失くされちゃあ、そりゃ堪えるわよね……」


藤川「まぁでもこれで一件落着だな」


白石「そうだね」



おかえり藍沢(先生)＿＿＿＿＿＿＿



おかえり名取(先生)＿＿＿＿＿＿＿




END

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