藍沢先生が体調不良3(リクエストOK)

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藍沢が寝てる間に食事も終わって西条先生と医局に帰ろうかと相談していた時


藍沢「ヒュッごめゴホッゴホッなヒュッ……さい…ヒュッヒュッごめんゴホッなさ…い」


西条「藍沢？藍沢！」


藍沢が過呼吸を起こした。

俺も西条先生も脳以外は詳しくないためどうしようかと戸惑っていると藤川先生が入ってきた。


藤川「あーいーざーわー！ちゃんと飯食ってるか………って…藍沢？」


新海「あっ！藤川先生！藍沢が急に過呼吸起こして……」


藤川「は？過呼吸？」


そういうと藤川先生は藍沢の口を手でふさいだ。

藤川「藍沢ー！俺の真似してゆっくり呼吸しような」

藍沢「ゴホッゴホヒュッゴホッゴホッヒュッ」

藤川「はい、吸ってー吐いてー、もう一回吸ってー吐いてー」

藍沢「っゴホッゴホッゴホッヒュッ」

藤川「ダメだ……応急処置じゃ落ち着かないので酸素マスク持ってきてもらいましょう」


そういって藤川先生はどこかに電話をかけて、しばらく藍沢に声をかけ続けていた。


冴島「お待たせしました」

藤川「はるか！こっち！」

緋山「なんで過呼吸なんか……」

藤川「藍沢ー酸素マスクつけるからなー」


藍沢「ヒュッゴホッゴホッイ…ヤ…ゴホッゴホッ…ヤッ」


嫌だ、嫌だと藍沢は何かにおびえるように頑なに酸素マスクから逃げようとする。


でもさすがにこのままにしておくこともできないため冴島さんと俺、西条先生の３人がかりで藍沢を押さえつけてやっと藍沢の呼吸が落ち着いた。


藍沢「っは…っは…」

緋山「落ち着いた？」

藤川「なあ藍沢、お前の怪我は転倒によるものじゃないだろ？本当の事話してくれないか？」


藍沢「………」


藤川「もうこんなに苦しんでるお前を見るのは耐えられないんだよ……」

緋山「いい加減にしなさいよ！」


いつもニコニコ笑ってる藤川先生が一変して真剣な表情になる。

緋山先生も言い方がかなりきついけど心配してるのは俺にもわかる。


冴島「みーんな藍沢先生の味方ですよ」

緋山「そうよ、藤川も冴島も白石も橘先生も名取、横峯、灰谷、雪村もちろん私だって、西条先生も新海先生も」


緋山先生がそういうと隣にいた西条先生が頷いて俺も続いて藍沢を見て頷く。

ーーーーー

藍沢side

運ばれてきた病院食を口にしたら吐いてしまうし、熱のせいか体が重たくてずっと痛み続ける頭。


藤川になにがあったのか聞かれたけど話したらまたあいつらに殴られる……


それ以前に藤川たちにも危害が及ぶ……


そう思うと無性に怖くなって何も言えなくなった……

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