藍沢先生が体調不良3(リクエストOK)

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名取side


チョコの片づけを終えて書類を書いていると見たことないけど１つ上か２つ上かくらいの医師２人に話しかけられた。


患者のことで相談したいことがあると言われてしかたなくついて行くことに。


名取「なんですか？」


ついていくといつの間にかかなり人気のない場所にきていた。

するとさっきまで温厚そうだった医師たちの目つきが変わりいきなり

「生意気なんだよ！」

と罵声を浴びさせられた。

俺……なんかしたっけ？と記憶を呼び起こしてみるけど記憶にない。


「お前、〇〇さんにチョコレートもらっただろ？」

「☆☆さんにも！」


医師たちの言う〇〇さんも☆☆さんも誰だかわからない。


ていうかチョコレートを片付けるのに精いっぱいで誰からもらったかなんて覚えていない。


名取「ちょと記憶には……」


「ふざけんな！俺はここにきて２年間ずっと〇〇さんが好きなんだ」


「俺もずっと☆☆さんのこと……それがお前みたいなやつに……」


正直に話しただけなのに逆に怒りを買ってしまったようで今にも殴りかかってきそうな勢いで罵声をあびさせられる。


「ちょっと顔がいいからってふざけんなよ！」


もうやばい！誰か！と思った時

？「何してる！」

と聞きなれた声が聞こえた。

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藍沢side


脳外に向かう途中の廊下でなんか声が聞こえて気になったため声のする方へいくと殴りかかられそうな勢いで罵声を浴びさせられている名取がいた。

「何してる！」咄嗟に出た言葉でそこにいた名取と医師２人がこっちを向いた。


名取「藍沢先生！」


「こいつが藍沢……」


明らかに俺の方が上司だが呼び捨てで呼んでくる奴ら。


藍沢「藍沢だがなんだ」


名前を名乗っただけなのにいきなりそいつらは殴りかかってきた。

とりあえず標的は名取なのだから名取を逃がさなければならない。


藍沢「名取！ここをまっすぐ行って一番手前を右に曲がれば救命だ！」


名取「でも……」


藍沢「いいからいけ！」


渋っている名取に少し強い口調で逃げるように促した。

数分後には名取が知らせてくれたのか救命のメンバーが駆けつけ医師たちは取り押さえられた。


おそらくあいつらはほかの病院に飛ばされるだろう。

一件落着だなと思っていたがこの後、悪夢のような日々が訪れるとはこの時の俺は思ってもいなかった。

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