藍沢先生が体調不良3(リクエストOK)

7 ページ31

【後日】


藍沢side


橘先生に頼み込むと内勤だけOKしてくれた。


2日ぶりに救命の医局に足を踏み入れると一番に反応したのは藤川だった。


藤川「えっ!?藍沢今日からか？」


藍沢「あぁ、迷惑かけたな……」


藤川「いいって、いいって、気にするな！たまには休みも必要だ」


白石「でも藍沢先生がいないと困るけど……」


緋山「まったくよ、フェローたちは緊張感がなくて絞まりがなかったし、書類整理はおっそいし……」


ーーーーーーー

横峯「あ〜ぁ、藍沢先生が居なくて怒られないからのびのびしてたのに……ﾎﾞｿｯ」


名取「お前がそんな態度だから藍沢先生に怒られるんだろ？ﾎﾞｿｯ」


灰谷「確かに藍沢先生が居るだけで緊張感、すごい……」

ーーーーーーー


カンファレンスを終えて自分の席に着こうとすると冴島に声を掛けられた。


冴島「体調は大丈夫ですか？」


藍沢「色々すまなかった……」


冴島「いえ、皆さん心配されていましたよ。今日も復帰したからといってくれぐれも無理はしないように」


そう言うと俺の返事を聞かずに、またあの冷ややかな笑顔を浮かべて去っていった。





数日後に届いた検査結果は問題なく何の病気も見つからなかった。



さらに今回の検査入院は病気の検査だけじゃなくて人の暖か味に触れることが出来た。


「ありがとな……」


決して口には出さないが、心の中でそう呟いた。









なんだか両腕が痛い………

冴島に押さえつけられたからか……？



END

作者から→←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す