藍沢先生が体調不良3(リクエストOK)

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夕方１４時頃。

麻酔が切れてきてかなり意識がハッキリとしだした藍沢が一番初めに呼んだのは

藍沢「白石……」


白石先生の名前だった。


「なあに？」と問いかけながら手を握る白石先生を見て止まっていた涙が溢れ出す緋山先生たち。


そこにフェローたちも入ってきて


名取「なんでみんな泣いてるんですか？」


緋山「名取、うるさい」


横峯「グスッ…藍沢先生……白石先生……」


名取「横峯、お前感化されるのはやっ」


灰谷「よかった……」


名取「お前もかよ」



てんやわんやで広い病室もうるさく感じるほどにぎやかな救命のメンバー。


これがいつもの日常であり、藍沢の帰る場所なのかと思うと藍沢を少し羨ましく感じた。


＿＿＿＿＿＿


緋山side


藍沢の入院で何が変わったか？って聞かれたら一番はみんな「白石」って答える。


藍沢の入院で少し藍沢の奥さんってことに戸惑ってた白石にも自覚が出てきたみたい。



まだいろいろ自分でできなくて介助が必要な藍沢に藍沢がご飯を食べるときはあーんってしてるし、病院に泊まり込んで藍沢が眠りにつくまでお腹を叩いてあげてたりするし。


それで何より毎回、毎回、藍沢の顔が真っ赤(笑)


いい年して青春か、っての。いい加減慣れろよって話よ。


まあ、２人とも幸せそうだし、今までそんなイチャイチャしてたりとかなかったからいいんだけどね。いつまでもお幸せに。








あーーーーーーーーーーーーーーー私も彼氏欲しい………









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藍沢side


移植手術をして拒絶反応は出なかった。

まだ定期的に健診に通う必要があるがおそらく大丈夫だろうと言われた。



白石「いよいよ、明日退院だね」


藍沢「そうだな」


白石「おうちに帰ったら、一番初めに何する？引っ越しの準備かな？いや、家事？どう思う？藍沢先生」


藍沢先生……か…


藍沢「式の準備……違うか？恵」


白石「へ？恵？式？ちょっと、藍沢先生？」


藍沢「お前は俺の事、藍沢先生じゃなくて名前で呼んでくれないのか？」


白石「こ、こ、耕作？……さん？」


藍沢「フッなんだそれ」


白石「藍沢せん…耕作…さん？が名前で呼べって言ったんでしょ！」


藍沢「フッ、そうだな」



やっぱり白石は、恵は面白い。


俺はこれからどんなことがあっても恵の手を離さない。


恵と一緒に同じ未来を見て歩いていく＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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