ななふく達のSルート (ページ2)

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1=The Under Ground ページ2

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「なんだろ....この大きなあ.....なっ.....キャァァァァ!!!」
一人のニンゲンが地下世界に落ちて行く。彼女の名前は夜凪、普通のニンゲンだ
「いたたぁ....ここ、どこだろ....」
夜凪は痛そうに頭を擦る。そして落ちた穴の周囲を確認した
上を見る、上からは日の光が漏れているが上れなさそうだ
すると.......
「Hello!」
「だ....れ?」
「私はフラウィ」
「お花のフラウィと申します」
とても、凛とした花?というより、華、そんなフラウィと名乗る者は現れた
「え、え、....お花、というより、ドライアドな気が...」
「ドライアドならお花でも良いと思いますが....」
長い沈黙......気まずい、なんだこの雰囲気.....
「こほん、とりあえず....アナタは」
「この地底世界に落ちてきたばかりですね?」
「はい....山を登って、穴に落ちたらここに居て....」
「そっか.....じゃあ、さぞかし戸惑っているでしょうね」
「この世界のルールも知りませんよね?」
「ルールなんてあるんですか...?」
「ありますよ。知らない様ですし。それなら私が教えてあげましょう」
「ほんとに?」
「はい。準備は良いですか?」
「行きますよ!」
「まず、この世界は、LV。つまりLOVEがあります」
「LOVE、つまり愛ですね」
「は?.....」
「アナタもLOVEが欲しいでしょう?」
夜凪の反応を意にも返さずフラウィは連ねる
「要らない。なんか怪しいし....」
「待ってね...」
「今、私がLOVEを分けてあげますから!」
*どうやら、要らないという選択肢はないようだ
「え、...」
そう言って、フラウィは舌を出しウィンクをした。
すると、どうだろう。周りに種のような物が浮かんだ
「それじゃあ、行きますよ?」
「種を追いかけていっぱいいっぱい、拾ってくださいね?」
そう言って、種をいくつも夜凪の方へと向けて飛ばす
「......っ....」
夜凪は嫌な予感がして種をいくつか避けた。けれども二個は当たり、HPがごりっと減った
「バカですね」
クスッとフラウィは笑う。
「避けられてしまいましたが.....」
「この世界では」
「ころすか」
「ころされるかなんですよ」
なんだ、こいつは....。フラウィの雰囲気が一転し妖艶な笑みを浮かべながらも、恐ろしい物へ変容した
「こんな、絶好のチャンスを」
「逃す訳がないでしょう?」
「しね」
夜凪の周囲の草木から種が飛び出す。隙間もなく、鼠一匹逃さないという様に
そして、直球でしね、はないと思う
「ｷﾔｧﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊｷﾔｧﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ」
あぁ、終わった....フラウィの甲高い笑い声が響き渡る