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鴻鳥side
手術が無事終わり Aの手を握り
ベッドサイドに座る
A「んっ…。」
鴻鳥「A…?
大丈夫? わかる?」
A「サクラ… 赤ちゃんは?
赤ちゃんは無事?!」
鴻鳥「大丈夫。少し小さいけど元気だよ。」
A「よかったぁ…。 日菜と莉菜も無事?」
鴻鳥「大丈夫、少し擦りむいてたけど
保育園でもつけてくるような傷だから。」
A「よかった……」
鴻鳥「早く元気になって
結菜にも会いに行こうね。!」
A「ん……」
鴻鳥「どうしたの…。?」
A「私に、
結菜に会いに行く資格なんかないよ…
ちゃんと、来るべきときに
産んであげたかった……。
っ…。
それに…っ…。
危険にまで晒して。
私、母親失格だよ…。」
鴻鳥「Aは悪くない…。
事故なんだから…。」
A「っ…。
ごめん。サクラ、っ…。
一人になりたい。
出ていって……。っ。」
鴻鳥「…わかった。」
静かに涙を流すAを残し病室を後にした。
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作者名:なる | 作成日時:2018年8月20日 21時