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夜間学校 ページ10
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「‥‥学校…？」
「なんだその反応は」
ルキに言われて、私はやっぱり首を傾げる。
目の前にあるのは、おそらく今話題にある”学校”の制服。
「ヴァンパイア……学校……勉強……？」
もう何が何だかよく分からない。
そんな私を見たルキは、顔をしかめてこう言った。
「何か誤解があるようだから言っておくが……俺たちは日の下を歩けるし、にんにく、十字架だって特段恐れはしない。
━━第一、学校は夜間学校だ」
「‥‥‥なる、程…？」
納得しがたい話しではあるが、ここは頷いておかないといけない気がする。
「では、10分後に出発する。5分後には着替えてリビングに来い」
ルキ君はそう言って部屋を出て行った。
取り残された私は、一先ずその制服に袖を通すのだった。
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