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リビングにつくと、そこには３人の人が居た。
「あ、その子起きたんだ〜！」
明るい声をあげた男の子は、とても整った顔立ちをしていた。
「ああ。お前もどこか座れ」
ルキさんが声をかけてくれた。私は遠慮がちに近くのソファーに腰を下ろす。
「で？お前何者だ？」
とてつもなく背が高い男の子がこちらを覗き込むようにして問う。
「え……っと」
圧倒されて思わず黙っていると、ルキさんが答えてくれた。
「ああ、どうやら記憶がないらしい。名前はA。お前たちと同い年だ」
「記憶が…ないんだ。‥‥‥ねぇ、君は痛いこと好き？」
物騒なことを聞いてくるのは、傷だらけで包帯をところどころに巻いた男の子だ。
可愛い見た目をしているけど……一番怖いかもしれない。
私が半ば引いていると、声がかかった。
「Aちゃんか〜！俺はコウ！よろしくね！」
先程の美形な男の子はコウ君と言うらしい。
「え、あ、はい。宜しくお願いします…？」
一応頭を下げたが、どうもついていけない。
「俺はユーマ。よろしくな」
「‥‥‥アズサ…よろしく」
「お願いします。」
もう一度頭を下げると、その場の会話が途切れた。
「‥‥‥」
「‥‥‥」
「‥‥‥」
「‥‥‥」
「‥‥‥」
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