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一冊の本がのしかかる ページ3

その後、カフェに入りパフェを食べる
真純が興味津々に話題を振る
世「なぁ、君達は彼氏に不満とかないのかい?」
園「はいはーい!」
元気に手を挙げる園子に若干引く一同。
コ(それ笑顔で言う事じゃねぇから)

園「乙女心をわかってほしい!」
『あーなるほど!京極さんね..』
世「あの人は本当理解してないというか」
蘭「でも、それってほとんどの女子の悩みじゃない?」
園「あー」
『あー』
世「あー」
コ(悪かったな!)
新一の事が頭に浮かび、蘭に同情してしまう
園「とりあえずアイツは早く帰ってきなさいよって話よね!」

悲しくなってしまった場を盛り上げようと、園子がニヤリとしてAを見つめる
園「ね〜あのイケメンすぎる警部には不満ないの〜?」
『不満……?』
世「うん」
『……特にないです。優しいし、真面目ですし。まあ、付き合い始めてそんなに経ってないから気づいてないのかもですが。』
蘭「じゃあ、逆に付き合い始めてばかりだから聞きたい事とかもあるんじゃない?」
『聞きたい事……』

頭の中にパッと浮かぶ一冊の本……

車の中……グローブボックス……


園「もう!何かあるんなら言っちゃいなさいよ!」
すると、彼女は言いにくそうに言った
『<2年A組の孔明君!>って本、知ってます?』
蘭「ああ!諸伏警部がモデルになった本ね!幼馴染の小橋葵さんが書いた..
それがどうかしたの?」
『いっ、いいえ。何でもないです。』

小橋葵、その名が、彼女の中で引っ掛かっているのである。

世「おいおい、その悲しそうな顔は何でもなくないぞ」
園「ほら、私達の仲なんだし!どんな話でも聞くから!」
『……じゃあもう言っちゃいます!』
園「そうよその調子!」
蘭「全部言っちゃって!」

『<孔明君>なんて書いててなんとなく手に取ったら主人公があまりにも高明さんに似てて。気になってたまたま近くにいた大和警部に本と著者について聞いたんです!
そしたら本の紹介は普通なのに、小橋葵さんの話は言葉を選ぶ様に話すんです!“特別何かあるわけじゃない”とか!最後に“ただの幼馴染だ”って強調してきましたし』

世「つまり大和警部が、君を傷つけないように、その女性と諸伏警部の関係を隠したって疑ってるんだね?」

『気のせいだって思うようにしてたんですけど、グローブボックスの中にその本がしまってあったのを見ると……』

前向きに行こー!→←財閥。そう、財閥。



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匿名 - 更新楽しみにしてます! (2023年1月23日 23時) (レス) id: 3da1bd89d9 (このIDを非表示/違反報告)
華絵(プロフ) - すごく面白かったです! (2020年5月6日 6時) (レス) id: 78baec8484 (このIDを非表示/違反報告)
影竜(プロフ) - 私も楽しみにしてます!更新待ってます! (2018年6月11日 21時) (レス) id: 1bffefc8ba (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 諸伏警部の小説頑張って下さい! いつでも待っています更新待っています!! (2018年5月12日 23時) (レス) id: 24478599c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリア | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年1月20日 21時

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