スリルが足んない！【名探偵コナン】

我ら少年探偵団！ ページ29

〜県警本部にて〜

午後、だいたい小学校が終わる時間だ

『はやく手を繋いでくださいよ〜、何も始まりませんよ？』


あの後、Aは由衣に
《告白のお手本見せて》とか《甘える時にはどうしたらいいの？》とか
色々言われ、させられる羽目になった

まあ、それに対していつも諸伏はデレデレだったが。
Aは完全に由衣に遊ばれている


一番困ったのは
由「じゃあこれで最後だから！もしこれをやったら私も敢ちゃんの手を握るから！」

由衣が要求してきたのは
どっかの漫画でみたような
【Aが諸伏のネクタイを引っ張ってキスする】
というもの。

A(逆にこっちが悩んでるんだけど
ホントどうしよ
そう考えると佐藤刑事って凄い人だな)



職場でそんなこと出来ないし、かといってプライベートだと由衣が見られない

もっと悩んでいたのは
Aからキスしたことがない、という事。
今まで全て諸伏からだった
彼女はそれだけで恥ずかしかったのに
自分からなんてほぼ不可能である



そんなAに

敢「悩み事か？」

敢助が声をかける


『いえ、私のより由衣刑事の悩み事を聞いてあげてください(キリッ』

謎のキメ顔で遠回しに
《由衣が敢助に恋をして悩んでる
聞いてあげて》
と促したつもり←


敢助の頭に？が浮かぶ



プルルルル‥


『あ、電話だ』

敢助、由衣、高明の視線ががなんとなくAに集まる

ピッ
『はいもしもs「Aちゃーん！」

スマホから聞こえてくる3人の大声

『耳が‥耳が、壊れる』

光「今日は学校休みなんですよね？」
歩「遊んでくれるよね？」
元「うな重食わせてくれんだろ⁉」


少年探偵団‥

『あ、あの‥』

もう1人の声が聞こえてきた

哀「貴女が遊んでくれるのをずっと楽しみにしてたわよ、この子達」


『や、今長野なんですけど‥』

少年探偵団のみんな、無理難題を言っても一生懸命応えてくれるAのことが大好きだったのだ

ちょ、ちょっと！→←くっつけ隊ですが？

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