スリルが足んない！【名探偵コナン】

思い違い ページ12

安室が通りすぎて行く

彼は振り向いて
安「そういえばAさん、今日はつけてないんですね」
と言い残し、いなくなった

Aは最初キョトンとしていたが

ようやく気がつく


『えっ！嘘ウソ!?』

諸「どうかなさったんですか？」

Aは胸の上に手を当て

『ネックレスが、ないんです！
あれは、本当に大切な人からもらったもので！』

そう、あのネックレスはAの宝物だった
大切な人から誕生日にプレゼントとしてもらった

それは彼が阿笠博士と考えて作ったもので
GPSと通信機がついている
何かあった時のために、という彼の優しい心遣い。
あのネックレスがあるだけでAは安心できたのだ

『とりあえず電話しなきゃ！』

Aは阿笠博士に電話をかける
博士ならGPSですぐにわかる

『あっ、もしもし
私のネックレスってどこ？』

その必死な姿を見て

諸(大切な人…ですか
そんなに大切なんですか。

その人は、ちゃんと貴女を守れるんですか？
ちゃんと貴女を幸せに出来ますか？)

諸伏は、心の奥がぎゅんと痛くなった









まあ、大切な人というのは
新一兄さんなのだが。

別行動→←透くんっ！

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