(大阪シリーズ)「転生したら、石切神社の巫女でした・・・？」 (ページ27)

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「そして・・・・」ページ27

こうして白雪姫は王子と一緒に王子の国へ行くと、世界中の王や王女を招待して、

　立派な結婚式をあげることになったのです。

　その結婚式には、白雪姫のまま母である女王も招かれることになりました。

女王は若く美しい花嫁が、白雪姫だとは知りません・・・・・・・。

　女王は結婚式に出席するために美しいドレスに着替えると、魔法の鏡の前に行って

　訪ねました。

「鏡や・・・鏡・・・・？壁にかかっている魔法の鏡よ。この結婚式には,」

　「世界中から多くの女王が来ているが、その女王の中でだれが一番美しいのは誰か・・・・・」

　「答えておくれ・・・・？」

　すると魔法の鏡がこう言いました。

　『女王様が、もっとも美しい女王です。』

　

　
『ですが・・・・。この結婚式で女王になるお方が、世界でもっとも美しい女王と』

　『なるでしょう・・・・。そのお方はあなたよりも千倍も美しい・・・。』

　これを聞いた女王は頭をかきむしって、魔法の鏡を壊してしまいました・・・。

　

　『この私よりも美しい女王が誕生するなんてっ・・・・！！』

　腹が立った女王は、結婚式に出席するのをやめて、自分の国に帰ろうかと思いましたが、

　けれども自分よりも千倍も美しい若い女王を見なくては、とてもかえることなんてできそうに

ありません。

「・・・・・まぁいい。本当に私より美しい女王であれば、殺してしまうまでだ・・・・。」

　女王は気を取り直すと、招かれた御殿へと入りました。

そして自分より美しい若い女王が、白雪姫であることを知ったのです・・・・。

「そっ・・・・そんな・・・しっ白雪姫が・・・・。」

女王は立ちすくんだまま、しばらく動くことができませんでした。

　女王が入ってきたことを知った王子は、屈強な家来たちに命じて立ちすくんだ女王を

取り囲みました。

(女王)「(こっ・・・・殺される・・・・・！！)」]

そう思った女王は恐怖でその場に座り込んでしまいました。

そこへ王子がやってきて、言いました。

「あなたが今までにやってきたことは、全て知っています。新しく女王となる姫を・・・