(大阪シリーズ)「転生したら、石切神社の巫女でした・・・？」 (ページ22)

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(鶴丸)「驚きだぜ・・・・・！！」ページ22

『白雪姫は、女王さまの千倍も千倍も美しい・・・・。』

(女王)「なっ・・・・なんですって・・・・・白雪姫がまだ生きている・・・・・！？」

女王は胸をかきむしって悔しがりました。

そして今度は毒を塗り込んだクシを作ると、魔法の薬で前とは違う老婆に姿を変えて、再び

七つの山を越えて七人の小人達の家に行くと、戸をトントントンっと・・・・・

叩いて言いました。

(老婆)「良い品物がありますが・・・・お買いになりませんか・・・・？」

白雪姫は、中からちょっとだけ顔を出して言いました。

(白雪姫)「あっちへ行ってください・・・ここには誰も入れないことになっているの

ですから・・・。」

(老婆)「・・・・・まぁ・・・そういわずに・・・・見るだけでも・・・・ほら、

上等なクシですよ・・・？」

老婆はそういって、毒を塗り込めたクシを見せました。

(白雪姫)「まぁきれい・・・！！」

白雪姫はここに来てから、一度も髪の毛をとかしていません・・・・。

小人達の家にはクシがなかったからです・・・。

白雪姫は、思わず老婆を家の中へ入れると・・・・そのクシを買う事にしました。

(老婆)「お買いくださり、ありがとうございます。どれ・・・わたしが一つ、いい具合に髪を

といてあげましょう・・・・！！」

老婆はそういうと、白雪姫の黒髪にクシを入れました。

すると、クシの歯の間に髪の毛が入るか入らないかのうちに、クシから出てきたてき恐ろしい毒の

せいで白雪姫は、意識を失って倒れてしまったのです・・・。

(女王)「あはははははは。この毒は・・・・ライオンも殺す猛毒さ・・・・。いくらお前でも、

今度こそ・・・・・・お終いだよ・・・・！！」

老婆はそういうと、すぐに帰っていきました。

そのすぐあと、仕事から帰ってきた小人達が家に帰ってきました・・・。

小人達は家の中で倒れている白雪姫を見つけてびっくりしましたが、白雪姫の髪の毛に

毒のクシがささったままなのを見つけて、すぐにクシを引き抜きました。

小人達の手当てが早かったので、白雪姫は毒が心臓に回る前に助かったのです。

白雪姫から今日の話を聞いた小人達は、白雪姫にもう一度注意しました。

(小人達)「いいかい・・・白雪姫・・・・。誰が来てもけっして、中に入れてはいけないし、」