守りたいもの

第33話 ページ35

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「もしかして…」


「武蔵？」



犬の面を袋から取りだし、裏側の鼻の部分を見てみる


するとそこにはスイッチのようなものがあった


スイッチを押して見ると鼻の部分が光り、13桁の数字が浮かび上がった



「何かの暗号かもしれないな」


免許証やマイナンバーの可能性を疑ったが、どちらも違った


「緯度と経度は」


志摩がパソコンを使い、調べる



「ありました！百首神社です」


「百首神社？！」


本庄が驚いたように声を上げた


「知っているのか？」

「えぇ、地元では有名な神社です


5年前の事件って百首事件のことかもしれません」




「武蔵と本庄は神社に行って、当時のことを聞いてきて！」


「あぁ」

「はい！」



そう言って2人は百首神社に向かうために車に乗った



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ＮＯside




「やめて！助けて！」



天童が助けを求めるように金切り声をあげる



「私たちがお前を助けるとでも思っているのか」


「あっれ〜？まだうちらが誰か気づいてないんだ」




兎が面を取る



「お前のことは1秒たりとも忘れたことはない」



続けて、羊も面取った



「父さんと同じ苦しみを味わえ」









兎と羊の正体は____









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