検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:163,775 hit

56 ページ7

.




「結局バイト何て言って休んだの?」

『絶対言わない』

「え、ちょー気になる」




結局あたしは女の子特有の、あれですよ。あれを武器に休みます宣言をした。それはもう、痛そうな演技つきで。


以前カコが彼氏といたくてその技使ってたの思い出したのだ。






『てか何でもうそんな準備してんのさ』

「あーーカチューシャとポップコーンのケース実家だわ」




いやいやいやいやお前お前!





『がちで夢の国行っちゃうの?本気?』

「もう完全アトラクション乗りたい気分」

『まじでか』





絶対バレるじゃん!
ぜっっっっっったいバレるって!



だって、オリコン首位とったグループのヴォーカルだよ?あのEXILEと一緒にライブ出てるんだよ?

しかもこいつそれなりに芸能人オーラあると思うし無理だって無理無理。







「だいじょーぶ。この間コンビニ入ったけど気づかれなかったし」


『コンビニと夢の国を比べるな!もし本当に行くとしても別行動だからね!女の子と歩いてたなんて言われたらどうすんの』


「………」





『…まあどっかに出かけるのはいいからさ』





少しうつむいて何かを考える広臣。






他にどこがいいかな。
あ、公園とか?ソウルの散歩にもなるし。









「あ!じゃあナイトパスで行けば?さすがにばれなくね?暗いし」





こいつ、人の話ぜんっぜん聞いてない。







.

57→←55



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
284人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コウ | 作成日時:2018年2月21日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。