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「もう無理!ほんっと無理!」

「俺も!たこ焼き見たくない!」




最初にギブアップしたのは、直人さんと隆二さんだった。あたしと健二郎さんがバトってる間ずっと食べてくれてたっぽい。いやあ申し訳ない。


直人さんが自分で持ってきたお酒と広臣が買ってきたお酒を開ける。




「健二郎もアコちゃんも、スイッチ入ると止まんなくなるの直しなさいよ?」


「はい…いやほんと申し訳ないっす」



ペコペコ頭を下げる健二郎さん。




『すいませんでした』

あたしも謝る。



だってたこ焼きこんなに楽しいとは思ってなかったんだもん…。



直人さんと隆二くんはもうたこ焼きを見るのも嫌みたいで2人でソファの方に移動して行った。ごめんなさい…







「ねえ知ってる?焦げって身体に悪いんだって…」


直己さんがポツリと言う。






『…』

「…」




それを聞いて黙るあたしと健二郎さん。





「お、オレももう無理かも…」

とエリーさん。




「直己さんそういう事言っちゃダメっすよ」

「ごめん臣」





なんか、場の空気死んでない?






『で、でも普通に美味しいよね』


「うん。俺まだいけるわ」






あたしの言葉に賛同してばくばく食ってくれる岩田。大好きだわ。









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作者名:コウ | 作成日時:2018年2月21日 21時

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