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タクシーから降りると、すぐに岩田はサングラス、あたしはキャップを深くかぶり直してお店に入った。て、あたしまで芸能人かよってな。



お寿司屋さんの個室に入って、すぐキャップをとる。





『このセットにする』

「あ、俺もそれにしようとしてた。酒飲んでもいい?」

『別にいいけど、明日知らないよ』

「大丈夫こう見えて強いから」




そう言って本日のオススメセットふたつと、ビールを頼んだ。




「今日ね、エリーがスマホの充電器の代わりにプレステ持ってきて」

『プレステ?』

「そう。やばくね?ただでさえ荷物めっちゃあったのにプレステ用のバックも持ってて」

『え、待ってプレステってあのプレステ?』

「あのプレステ」



てかあのも何もプレステってこの世に1個しかないよね?多分




『そういう人いるんだね』

「いやあんまいないと思うよ。エリーが変なだけで」

『エリーさんって変わってるんだ?』

「変わってるっていうか、めっちゃ破天荒」




エリーさん、DVDでしか見たことなくて外人だしすごい怖そうなイメージだったけど、ちょっと違うみたいだ。







「で?本題は?」




ニヤニヤしながらこっちを見てくる。見んなや。




『なんか話早くない?』

「そんなことないよ。それに時間もあんまりないんだよね明日の準備してなくって」




そっか…よし。







『岩田にね、協力して欲しいことがあって』




岩田の目を見る。何から言えばいいんだろう。




広臣たちを、また、






「2人をもとに戻したいんでしょ?やっと言ったね」




『え』






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作者名:コウ | 作成日時:2018年2月21日 21時

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