十戒:沈黙と慈愛 ページ8
エスタロッサside
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁなんで俺はこんなやつと一緒に待ってなきゃ行けねぇんだよ!どうせならゼルと待ってたかったぜ!!畜生!じゃんけんで負けて…俺はこいつと…ってなんでこいつ寝てんだよ!勝手に俺の肩で寝やがって!!はぁぁぁぁぁめんどくせぇ!!!
「おーいモンスピート、寝てんじゃねぇよ」
「…………」
「おい、沈黙野郎」
「…………………」
「あ、デリエリ」
「!」
デリエリで反応すんのかよこいつ…訳わかんねぇよほんと、んで、キョトンとして俺の方を見てくる
「あれデリエリは?」
「はぁいねぇよ、お前もデリエリで反応すんな」
「何故だ?悪いか?」
「は?うるせぇ、俺の肩で寝んな」
「なら背中貸せ」
「はぁ…分かったよ」
俺はモンスピートに背中を向けた、そしてモンスピートが俺の背中に寄りかかる感じだったが寝始めた、お前どんだけ眠いんだよ、訳わかんねぇ…俺ら3000年以上寝てたじゃねぇかよ、ガランなら分かるがお前はまだ若いだろ、コノヤロウ
「………」
ったく……こいついつまで俺の背中で寝るんだが……まぁ俺も暇だし目でも瞑って寝てみるか……
「い………おい……おい!くそ兄者!」
「んぁ!?」
「ん…」
「なんだ…ゼルか、終わったのか…」
「お前らは何をしていたんだ…?」
「寝てただけ…だろ………ってはぁ!?」
いつの間にか俺がモンスピートの背中辺りに手を当てていて、何故か知らないが横になっていた、何が一体?俺とモンスピートは何もわからなくて、え?え?何?という状態、同じく周りもそうだ、ってどうしてそうなってんだよ!!訳わかんねぇほんとに!!
「ひえっ………デリエリ…」
「こい、モンスピート」
「わーデリエリかっこいい♪」
「はいはい、んでエスタロッサ、貴様…」
「待って待って!!変な誤解してない!?」
「あんた……変態も程々に…」
変な誤解されてます、全員に、ショックで次男いなくなっちゃうよ…俺はそっから色々と誤解を解くように話したがやっぱりこいつら理解しない、なんでだ!!!めんどくさい!!!最悪!!
「デリエリ?」
「モンスピート、寝てたんだろ?」
「うん、なんだか知らないけどとてもいい心地だったよ」
「そうか」
「俺を見ないで!!なんで私がこんな…モンスピートと添い寝しなきゃ行けないんだよ!!」
「添い寝?」
「俺途中から寝ててよ…そしたら誤解されてんだわ」
「え………嫌い」
「だからなんでだよ!!!」
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作者名:紅華(元→阿嘉月) | 作成日時:2020年6月15日 0時