2と4:入れ替わり ページ13
ニジside
最悪だ、なんでこうなったんだよ、なんで俺が……ヨンジでヨンジが俺なんだよ……こいつ身長高いしなんかちょっと動きにくいし…
「なんでお前の体動きにくいんだよ!」
「しらねーよ!お前逆に聞くけど細くね?」
「てめぇがゴリラなだけだろ」
「そう言ってる本人が私の体にいるんだけとね」
「お前が俺の体に入ってるだけでイライラするぜ」
「あーそう?私そこまでイライラしないけど」
「お前はな?……ぜってぇ変なことすんなよ」
「なんで」
「中身ヨンジだって思われたくねぇ」
「同感だ、私も中身がニジだって思われるのは勘弁して欲しい」
「ならなりきるしかねぇな」
「私はニジに、ニジは私に」
「お前主語も治せよ、あと絶対変な事言うなよ」
「ニジもグリンピース出てステスルとか言うなよ?」
「ぐっ…」
そうか、それがあったな、俺はグリンピースが嫌いだ、だから毎回こいつに渡している、が!今回は違う、俺はヨンジだ、グリンピースは食わなきゃ行けない、逆にヨンジはグリンピースを食べずに俺に渡さなきゃ行けない、反対のことをしなければならないということだ、なんてめんどくさい!!ブルーベリーも口に出来ないなんて…一刻も早く終わって欲しいところだぜ全く…
「まて、もしこのまま戦うことになったら?」
「私がデンゲキブルーと言えばいいんだろう?」
「俺がウィンチグリーン…」
「そんなに嫌か」
「嫌だろ!てかどうやって扱うかすら知らねぇし!」
「伸ばせば使えるが?」
「どうだよ!!」
「だから、伸ばせばっ」
「だーもー!なれねぇよ!」
「逆にお前のはどう扱うんだよ」
「そんなん簡単だろ」
俺は適当におしえた、やはり訳分からない顔をしていて、イライラする、この筋肉め……まぁいい、俺たちが戦わなきゃいいからな!!
「とりあえずブルーベリー食えないのは最悪だ」
「俺もグリンピース食えないの嫌だね」
「はっもう俺って言ってんのかよ」
「一様慣れなきゃだろーが!お前も主語頑張れよ!」
「私か…」
そう小声で言う、やはり慣れない、普段使わないからな、はぁ…あんなヘマしなきゃこうはならなかったのによ、元はと言えばアイツが……
回想だよ!!
「おらぁ!!」
「おい!周りも見ろゴリラ!」
「見てるよ!!ゴリラは今関係ない!!」
「うるせぇ!!いいから集中し」
「ニジ危ない!」
「は?」
敵のよく分からん罠にハマった俺、それを助けようとしたヨンジ、2人とも仲良くはまった
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作者名:紅華(元→阿嘉月) | 作成日時:2020年6月15日 0時