【プロセカ】悪いのは全部俺【2】

最終話4※ノーマルエンド※ ページ20

〜神代 類side〜

-中学校前-

門には立ち入り禁止のテープが貼られていた。

今回の件が原因というわけではなく、解体工事が予定より早まった為であった。

綺麗なこの校舎も1人の児童が亡くなったという事実から元々少なかった児童数はより年々入学する児童が減っていった為廃校へとなってしまった。

類「"許さない"この言葉の意味はAを死なさない為何かじゃなく湊人くんの事を…"俺の事を忘れて生きるなんて許さない"と言う意味だったんだろう？」

類「湊人くんが命を絶つことによって湊人くんは解放され楽になり自身の両親を地獄へと堕とすことが出来る。そしてもう一つ…愛してやまないAの目の前で心に残る一言を発し亡くなることで湊人くんを忘れる事は出来なくなる。特にAの依存っぷりからして絶対に自身を追い詰める。」

類「とても歪んだ愛だよ。そしてずる賢い。でもすまない。Aは僕のものだから君には渡さない。そこで指でも咥えて見ていておくれよ。湊人くん。」

類「僕の大切で愛してやまない可愛いAを殺そうとした事を存分に後悔するといい。君から送られたこの僕宛ての遺書という名の果し状ももう必要無いだろう？」

そう言ってくしゃりと握り締めれば近くのゴミ箱へと捨てればその場を後にする。

君には感謝しているよ。

だって湊人くんのおかげで僕はAとまた話せれるようになったのだから。

自身の命を賭けたのにも関わらず迎えた結末はこんな形だなんて湊人くんも可哀想だよ。

くすりと笑みを溢せば愛おしい人の名を口ずさむ。





類「愛しているよ。僕だけのA」

end.

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