33話 ページ34
救急箱を取り出そうと棚を開ければ不意に声をかけられる。
『何か用…、って、今日のショーについてだよね。安心してよ。はなっから期待してなかったし次頑張ればいいんじゃない？』
棚を漁りながら類の方を見向きもせず口をつく
類「僕はもう、司くん達とショーはしない。あの場所にももう行かない。」
思わず手が止まり目を見開く。
何故？だって類は、類は司達とショーをする時、練習へと向かう時、あんなにも楽しそうだったじゃないか。
『…そっか。類がそう決めたなら、後悔がないなら。良いと思うよ。』
救急箱から頭痛薬を取り出しポケットへと突っ込むが戸惑いが隠せなかった。
類「理由は、聞かないのかい？」
『俺は放任主義だからね。干渉するつもりはないし理由を聞いたところで俺は何もしないし何もできない。聞いても無駄でしょ？』
類「Aならそういうと思ったよ。明日からはまた1人でショーをするよ。迷惑をかけてしまったね、すまなかった。」
『今まで通りお互い干渉しない生活に戻ってくれるなら構わないけど？』
類「…本当にすまなかった」
そう言う類を横目に通り過ぎれば階段を上がり自室へと戻る。
頭痛薬を取り出し口へと放り込めばペットボトルの水で流し込む。
そのまま倒れるようにしてベッドへと横になるがそういえばナイトコードにログインしてなかったななんて思えば怠い体を無理やり起こし椅子へと座る。
パソコンを起動してみれば通知がかなり溜まっており眉を顰める。
『…まふゆの件もあったわけだし敏感になってんのかな』
そうポツリと呟けば正直に話す事もなく適当に遇らう。
［ごめん、最近バイトとか家族の用事とか立て込んでて25時回る前に寝てた。］
そう一言送ればパソコンを閉じ眠りに着こうかなと思ったものの眠気が無いことに気付いた。
最近作業も出来てなかったしナイトコードに上がるか、なんて思えばヘッドホンをつけ参加する。
-翌朝-
『ッ…まぶし…』
そう言って机に伏せていた顔を上げ伸びれば時刻を確認する。
6時半か…
確か昨日は…ああそうだ、作業に集中したいからって3時ぐらいに抜けて休憩がてら机に伏せたらそのまま寝ちゃったんだ。
まだ連休で学校も無いしゆっくりできるな
そう思えば立ち上がりシャワーを浴びに行く為廊下へと出る。
『類は……なんで俺、類なんか気にしてんだろ』
静寂のみが広がる空間に呟いた言葉は意外にも響き一つ、ため息を吐いた
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甲殻類アレルギー - kNaeさん» コメントしてくださりありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいですッ頑張って更新してまいりますので何卒よろしくお願いいたしますッ (2022年11月12日 20時) (
レス) id: df7a45bd54 (このIDを非表示/違反報告)
kNae - 凄くいい！！続き待ってます！！ (2022年11月3日 22時) (レス) id: 8fd6d2801c (このIDを非表示/違反報告)
甲殻類アレルギー - 陽南さん» そう言っていただけて凄く嬉しいです！更新頻度バラバラですが、それでも応援してくださるとありがたいです！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月24日 21時) (レス) id: df7a45bd54 (このIDを非表示/違反報告)
陽南(プロフ) - コメント失礼致します。好みの小説に出会えました。これからも続きを楽しみにしております、無理がない程度に頑張って下さい！ (2022年10月16日 12時) (レス) @page27 id: 14268cddd3 (このIDを非表示/違反報告)
甲殻類アレルギー - 冬雪さん» 今更ながらの返信お許しください、！自身の妄想を書き散らかしてるものにそう言っていただけで感極まりないです！！冬雪様のメッセージを糧に更新頑張っていきます！！これからも何卒よろしくお願い致します！ (2022年9月19日 14時) (レス) id: df7a45bd54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甲殻類アレルギー | 作成日時：2022年3月22日 1時
