12話 ページ13
え「え?メールアドレスにkanadeって入ってるからきっとそうなんだろうなーって思ってて」
あー確かに。
それに関しては俺もそうだったな。メールアドレスにがっつりそれらしきもの書いてあるし挙げ句の果てにネット名はK。
…うん、Kらしい
と思っているとAmiaも同じことを思っていたらしく俺が思っていた事を代弁してくれるかのように言ってくれればいつの間にか自己紹介が始まっていた。
Kは奏。Amiaは暁山瑞希。えななんは東雲絵名。
…ん?東雲、?
瑞「あーあ、雪も雨もここにいたらよかったのになぁ」
なんて言う瑞希の言葉に肩が跳ねる。
あまりにも急に自分の名前が呼ばれたせいで鼓動が早くなる。
絵「ていうか雨は?だって雨、私たちよりも先に音楽再生した筈じゃ…」
奏「あれ……」
絵「ん?どうしたの、奏」
奏「あそこに、誰かいる……」
瑞/絵「え!?」
『(まさか…雪…?)』
ていうかこっちに近づいてきて…
ミ「わたしは、ミク」
ミク…?
ミクって…まさかバーチャル・シンガーの?
いやいや、だってそんなのあり得るはずが無い。
どうやら話を聞いているとミクは俺たちの事を知っていてここに連れてきたのは半分ミク、そしてもう半分はミクの言う"あの子"
"あの子"が誰かは分からないがこの場所は"あの子"の想いで出来た場所で俺たちが暮らしている場所…つまり世界とは違うセカイで"untitled"で繋がっている…らしい
まずこの時点で意味が分からないがここから出るには俺たちが再生したuntitledを止めないといけない。…がここにはパソコンやら端末やらはない。
詰んでるのでは…?
そしてどうやらミクが言う限りは"あの子"を見つけて本当の想いに気付かせないといけないらしい。
要するに"あの子"とやらを救えとの事らしい。
ただでさえ自分のことでいっぱいいっぱいなのにそれプラス赤の他人に気を配り救えと?
あまりにも身勝手だ。
その時聞き慣れた声が聞こえる。
奏「その声……雪?」
雪「……ミク、どうしてここに人がいるの?」
そう言う雪に対して黙り込むミク。
あぁ。ミクの言っていた"あの子"とは雪の事だったんだね。
どうやらいつもと雰囲気が違う雪に驚きを隠せない瑞希と絵名とは別にいつものように落ち着いたまま雪の名前を呼ぶ奏。
2人の会話に絵名はやっと目の前にいるのがいつも話してる雪だと気付いた様子だった。
雪「……えななんと、Amiaまで。…雨は……まだ隠れてるんだね。」
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甲殻類アレルギー - kNaeさん» コメントしてくださりありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいですッ頑張って更新してまいりますので何卒よろしくお願いいたしますッ (2022年11月12日 20時) (レス) id: df7a45bd54 (このIDを非表示/違反報告)
kNae - 凄くいい!!続き待ってます!! (2022年11月3日 22時) (レス) id: 8fd6d2801c (このIDを非表示/違反報告)
甲殻類アレルギー - 陽南さん» そう言っていただけて凄く嬉しいです!更新頻度バラバラですが、それでも応援してくださるとありがたいです!これからもよろしくお願いします! (2022年10月24日 21時) (レス) id: df7a45bd54 (このIDを非表示/違反報告)
陽南(プロフ) - コメント失礼致します。好みの小説に出会えました。これからも続きを楽しみにしております、無理がない程度に頑張って下さい! (2022年10月16日 12時) (レス) @page27 id: 14268cddd3 (このIDを非表示/違反報告)
甲殻類アレルギー - 冬雪さん» 今更ながらの返信お許しください、!自身の妄想を書き散らかしてるものにそう言っていただけで感極まりないです!!冬雪様のメッセージを糧に更新頑張っていきます!!これからも何卒よろしくお願い致します! (2022年9月19日 14時) (レス) id: df7a45bd54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甲殻類アレルギー | 作成日時:2022年3月22日 1時