末っ子は侮れない 6.27 ページ33
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｢いい？ みんなまだだよ？｣
タッタッタッと、廊下を走る音に耳を澄ませる。
バーンっと！ドアが開いた、
｢｢ハッピーバースデー！｣｣
｢ラウール１７歳おめでとう！！｣
パパーンッ！楽屋に響くクラッカーの音に大きなお目目が飛び出しそうよ？
ラ｢…びっ、くりしたぁ｣
半日授業があったラウは、１人遅れて仕事にやってくるって知ってたの。
だから皆で楽屋をちょっと飾り付けなんてしてね。
ラ｢え、これ皆がしてくれたの？｣
阿｢A、発案｣
深｢準備、俺｣
向｢ふっかさん、俺も手伝ったやん！｣
目｢ラウール、誕生日おめでとう｣
宮｢おめでとう。カップケーキだけど作ってきたよ｣
｢うわ！美味そう！さすが舘様！｣
渡｢お前のためじゃねぇわ｣
カップケーキに蝋燭を立て火をつける。
｢さあさあ、消したまえ！｣
佐｢なにキャラなの？｣
ラ｢……ふうっ！！｣
一気に息を吹き掛けて消えた火。
みんなの拍手がラウを包み込んだ。
｢｢おめでとう！！｣｣
ラ｢ありがとう！めっちゃ嬉しい！｣
キラキラスマイル。
ウチの末っ子可愛すぎね。
｢ラウ、プレゼント何が欲しい？｣
私はプレゼントを選ぶのがちょっと苦手。
だからいつも本人に欲しいものを直接聞いてからプレゼントする。
渡｢高っけぇの言えよ｣
佐｢この姉さん金は持ってるから遠慮すんなよ｣
｢殺ってやろうか？｣
｢｢スンマセーン｣｣
おバカ２人の意見なんてラウは初めから聞いてなくて、顎に人差し指を押し当てて考えていた。
とは言ったものの、翔太たちが言うように多少高い物を強請られても買ってあげるよ？
だって可愛い可愛いラウのためだから。
スタスタと私の側に寄ってきて、かなり腰を折って私の耳元に唇を寄せたラウ。
ラ｢Aちゃんとのデート権ちょうだい？｣
｢え？｣
ラウを見ると少しだけ大人っぽくなった笑みを浮べている。
目｢ラウ、なに買ってもらうの？｣
ラ｢"物"、ではないかな〜｣
向｢え？なんなん？｣
ラ｢なんでしょう？ 俺とAちゃんの秘密でぇす｣
ね？ って、振り返りざまにウィンク。
｢はあ……｣
ウチの末っ子君のこれからが恐ろしい。
だけど期待も込めて。
ラ｢Aちゃん、早くプレゼントちょうだいね？｣
｢りょーかい｣
健全に遊園地デートにでも行こうね。
＊
ラウール１７歳のお誕生日おめでとう!!
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ゆきんこ(プロフ) - のんさん» ありがとうございます!!頑張ります(^^) (2021年8月18日 21時) (
レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ツイッターフォローさせていただきました。よろしくお願いします。これからも楽しみにしてますね。 (2021年8月18日 20時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Yume(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！Snow Manみんなそれぞれ良いですよね(^^)全員を上手く出せるように頑張ります！身体の気遣いもありがとうございます！美紀さんも気をつけてくださいね(^^) (2020年6月24日 16時) (レス) id: 9984191ae6 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年6月23日 20時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆ゆきんこ☆
| 作成日時：2020年6月18日 23時
