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2人だけの思い出 ページ28









「ラウールって時々とんでもないことぶっ込んでくるよな?」

「それって私の初体験話のこと?」

「それそれ」

「なによ知らぬ顔してくせに」

「いや〜流石に言えない。それにあれは俺にとっても初体験だったし」

「まあ、2人だけの思い出にしときましょうか」

「お願いしまぁす」




仕事からの帰り道、懐かしさにちょぴり照れてお互いの顔が見れないなんて私たちは中学生か何かか。



チラリと隣を見れば照れた横顔が、さらにあの日のことを思い出させた。















あの日は確か皆がオフで さっくんの家に集まってDVD鑑賞会をしようなんて言ってたのに。





「照と舘さん妹が熱出して親いねぇから看病するって」

「ふっか、タッキーに誘われたからそっち行くんだってさ」

「阿部ちゃんは勉強するって元々も来る予定ないし」

「あ、翔太からだ。……風邪ひいたっぽいだって」

「全滅じゃん」



看病に勉強に風邪、そしてひとりはドタキャンときた。


「ふっかに関してはどうなんだろうね?」

「相手タッキーだし」

「だったら私も行きたい!タッキー好きだもん」

「……いいじゃん、なに俺と2人は嫌なの?」


少しムッとした表情のさっくんはDVDをセットして隣に戻ってくる。


2人にしては広い空間なのにわざわざ肩が触れる距離で座って、ふわりと甘い香りが鼻を刺激する。





「さっくんっていつも甘い香りするよね?香水?」


さっくんに似合ってて、ついつい嗅ぎたくなって さっくんの服を掴んでクンクンする。

テレビからはみんなで観る予定で借りてきた洋画の予告が流れ始めた。



「香水はつけない。タンスに気に入ってる香りのやつ入れてんだよ」

「へえ、だから服からいい匂いするんだ」

「Aは香水? 」

「私も香水つけないよ」

「じゃあこれなんの香り?」


今度はさっくんが私の首元に顔を近付けてクンクンする。

あは、くすぐったい。



「あ、シャンプーかな?」


行き付けの美容院で買ってるちょっと良いやつ。

これ香りも良いから気に入ってるんだよね。


なんて話してるのに聞いてきた本人はさほど興味もないようで、本編の始まった映画に視線を戻していた。


なんだいなんだい。




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ゆきんこ(プロフ) - のんさん» ありがとうございます!!頑張ります(^^) (2021年8月18日 21時) (レス) id: bf817d2202 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ツイッターフォローさせていただきました。よろしくお願いします。これからも楽しみにしてますね。 (2021年8月18日 20時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
Yume(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!Snow Manみんなそれぞれ良いですよね(^^)全員を上手く出せるように頑張ります!身体の気遣いもありがとうございます!美紀さんも気をつけてくださいね(^^) (2020年6月24日 16時) (レス) id: 9984191ae6 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年6月23日 20時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:☆ゆきんこ☆ | 作成日時:2020年6月18日 23時

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