280:今願うこと ページ10
爆豪side
あの場から無事逃げることが出来た俺達は人がごった返す中心街あたりまできた
もちろんAをあの場に残して来てしまった俺としては今すぐにでも戻りてえ
だが、それと同時に狙われている俺があの場に戻ればオールマイトだけでなくプロヒーローに余計な負担をかけることは明白だ
それでも…
｢かっ、ちゃん！！大人しくしろよ！｣
｢おめぇの気持ちもわかるがっ、ここは、プロヒーローに任せとけって！！｣
｢とりあえずっ！落ち着きたまえ！！今行ってもただ巻き添えを食うだけで何もメリットなど生じない！！｣
思考と身体が一致しない
｢ンなもんメガネ野郎に言われなくてもわかってンだよ！！！｣
３人がかりで抑え込まれれば俺かて身動きを封じられる
｢じゃあなんでっ！！！｣
｢てめェにわかるかよ…！！！｣
大事な女一人守れなくて何がヒーローだ
それどころか逆に守られた
俺は何時からこんな舐め腐ったクソになった
てめェが凄ぇやつだから尚更弱い自分が惨めに思う
｢俺達にバクゴーの辛い気持ちが分かるなんて無理な話かもしれねぇ だが、ダチが危ねぇのに心配しねぇ仲間はいねぇよ！！｣
あぁ、わかってる
じゃなきゃこんな危険なところに出向くはずがねぇもんなぁ、切島よ
｢君だって馬鹿じゃないだろ！？！この状況を考えたまえ！！！｣
｢うるせぇ！！！言われなくともわかっとるわ！！｣
｢では尚更何故動こうとする！！？｣
わかってる
理解していても無理なモンは無理だ
｢てめェらに、頼み事するなんて、虫唾が走る…｣
｢かっ、ちゃん……｣
特にデク、てめぇは特にだ
だが、背に腹はかえられねぇ
｢頼む…このまま俺を押さえつけとけ じゃねぇと身体だけ勝手に動いてアイツのとこに行きたくなっちまう……｣
頭上から息を呑む音が三つ
そりゃ俺から頼み事するなんざ滅多にある事じゃねぇからな
なんでも自分の力でどうにか出来ないと納得いかねぇ性格だから仕方ないところもある
アイツには他人に教えることのできるないほどの重要でやらねばいけないことがあるのもなんとなくだが察した
だからあの時、俺達だけ逃がしててめェは残ったんだろ
神様なんて目に見えねえ存在に懇願するなんざ意味がねぇ
だから俺は神なんかよりてめェに今、頼みてぇことがただひとつある
｢絶対、生きて俺の前に帰ってこいや A｣
そんで一発殴らせろ
大画面に映る惨状を睨みつけながら文句を垂らす
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紅緋(プロフ) - 白ちゃんさん» お返事遅くなってしまってすみません！！ひぇぇ、かっちゃんだけでなく緋龍ちゃんまで愛して下さるなんて嬉しすぎです(> <)コメントありがとうございました！ (2018年5月6日 14時) (
レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
白ちゃん - もうこの話の緋龍さんとかっちゃんが愛しすぎて苦しいです（笑）！応援してます！更新頑張ってください！！ (2018年5月4日 22時) (レス) id: a5c2574b45 (このIDを非表示/違反報告)
紅緋(プロフ) - はるにゃーさん» まさにその通りです！笑正直言って名前が全然思いつかなくて… 姿かたちは好きに想像してください！笑私とてまるっきり真似をしたい訳では無いので笑コメントありがとうございました！(多分あってると思いますよ！) (2018年2月19日 20時) (レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
はるにゃー(プロフ) - ...FAIRYＴＡＩＬですね...（英語あってるかわからぬ...） (2018年2月19日 17時) (レス) id: a8130d6d57 (このIDを非表示/違反報告)
紅緋(プロフ) - 小鳥遊 るる @優男さん» お返事遅くなってしまってすみません！ドキドキハラハラ…！今後の展開のご期待に添えるがわかりませんが精一杯書かせてもらいます！ありがとうございました(*^^*) (2018年2月12日 2時) (レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅緋 | 作成日時：2018年2月8日 16時
