276:イグニール ページ5
足首を掴んでそのまま地面に叩きつけられ、両手足を抑え込まれる
｢主と君の信頼関係がない時点で僕の勝ちだね｣
そんなことあるはずがない
…と言いたいところだが正直私は何をどうすれば良いのかわからない
私だってもう子供ではない
今まで嘘をついてまで私を護ろうとしてくれたのは有難いが、成長した私にまで幼い頃と同じ対応をされてしまっては納得がいかない
いい加減曝け出してくれてもよくないか？
｢っ、オールマイトの次は君か イグ｢お前さんに呼ばれる筋合いなどない｣｣
既に夏という季節が訪れモンモンと暑い空気がただ1人そこに現れただけでそらに大気が熱されているのを肌で感じる
『イグニールか』
｢何年ぶりか ガルグイユ｣
奴が私を仕留めようと頭を引っ掴もうとした瞬間に突如として現れた
お師匠…なんでこんなとこに……
｢全く、お前も詰めが甘いものよ｣
『こっちにだって色々と事情がある』
｢まぁ、そらそうだな｣
真っ赤でてらてらとした鱗にキリッと釣り上がった目、人１人なんかまるまる飲み込んでしまいそうな大きく開かれた口、何者も噛みちぎれそうな刃物のような歯、吐き出される吐息はものすっごい熱量
これがお師匠の、いや、
｢なんて僕はついているんだろう！この世に存命している残り2頭を一気に仕留められるなんて！！｣
私の上から退き少し離れた場所から高らかと笑う
『イグニール、触れてくれるな 火は嫌いだ』
｢10年近く獄炎の中に居といて何を今更｣
『それとこれとは話が別だ』
やっぱり、そうだ
ガルグイユはずっと我慢してたんだ
痛みの渦中に自らの身を投じることでさえ相当な覚悟が必要だ
たとえそれがドラゴンだろうが、人間だろうがそんなものは一切関係ない
｢お前さんが消えされい｣
奴とイグニールの衝突した時の衝撃波を肌で感じる
しかしガルグイユは無理に動こうとせずその場に片膝をつき様子を伺っていた
私だって色んなことがごちゃ混ぜになって、判断力を奪われたまま先程のような目まぐるしい闘いをされてはどうかしてしまう
私はどうすればいい…何をするのが正解？
ガルグイユの制限時間もある…けど動いて熱が発したならきっと、私の個性が否が応でも発動されかねない
『(我のことは後回しにしろ 今は目の前の事に集中しろ主よ)』
ガルグイユ…
『(我がしようとしていること主には分かるであろう？力をかせい)』
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紅緋(プロフ) - 白ちゃんさん» お返事遅くなってしまってすみません！！ひぇぇ、かっちゃんだけでなく緋龍ちゃんまで愛して下さるなんて嬉しすぎです(> <)コメントありがとうございました！ (2018年5月6日 14時) (
レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
白ちゃん - もうこの話の緋龍さんとかっちゃんが愛しすぎて苦しいです（笑）！応援してます！更新頑張ってください！！ (2018年5月4日 22時) (レス) id: a5c2574b45 (このIDを非表示/違反報告)
紅緋(プロフ) - はるにゃーさん» まさにその通りです！笑正直言って名前が全然思いつかなくて… 姿かたちは好きに想像してください！笑私とてまるっきり真似をしたい訳では無いので笑コメントありがとうございました！(多分あってると思いますよ！) (2018年2月19日 20時) (レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
はるにゃー(プロフ) - ...FAIRYＴＡＩＬですね...（英語あってるかわからぬ...） (2018年2月19日 17時) (レス) id: a8130d6d57 (このIDを非表示/違反報告)
紅緋(プロフ) - 小鳥遊 るる @優男さん» お返事遅くなってしまってすみません！ドキドキハラハラ…！今後の展開のご期待に添えるがわかりませんが精一杯書かせてもらいます！ありがとうございました(*^^*) (2018年2月12日 2時) (レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅緋 | 作成日時：2018年2月8日 16時
