275:動かぬ証拠 ページ4
｢1度僕に負けた君が僕に勝つ？無理な話じゃないか？｣
『同じ過ちは二度とせぬ』
｢だけどその器じゃ正直10分程度が限界だろう？｣
たった10分…
やはり私の身体ではその程度なのか…
母さんならもっと…
『(悲観する暇などないぞ たかが10分…されど10分だぞ主よ)』
なんて言葉を交わしているうちにオールマイトは奴に飛びかかり、まるでその勢いを反射されたかのようにとばされてった
｢君との会話は後だ こちらが先だ｣
と、襲いかかってくるも流石の反応速度で対応するヌシ
私だったらこのスピードにはついていけないだろう
ただでさえ目が回りそうだ
オールマイトは…両親は…こんなのを相手に必死こいて大事なものを守ってくれたんだ
『おぬしも歳をとったか？数年前の方が重たかったぞ？』
｢いやいや、それはこっちのセリフさ 君、そのまま死 ぬつもりかい？｣
え？死 ぬってどういう…
ゴホッと咳き込んだと同時に地面に広がる真紅
でも何故だか私の身体にはダメージがない
身体と脳が追いついて行かずに混乱するばかり
｢緋龍の娘 聞こえているのならよく聞け ガルグイユという種は水の属性をもつ癖して弱点は炎だ｣
え、どういうこと
まって、じゃあつまり…私との相性は……最悪？
『やつの…言葉に……乗せられるな…』
でも…だってそれじゃあ……ずっと
それってつまり、常に身体を……炎に耐性のない身体を炙り続けられたってことじゃないのか？
炎で熱された鉄を押し当てた時の激痛をこの十何年間味わい続けてきたのか？
それを泣き叫ぶでもなく、苦しむのでもなく、親を失くした私に寄り添って安心させるように優しく、訓練に耐えられない時はケツを叩き…自分の痛さ辛さを押し殺していたでも言うのか
そうか…ここ最近よく眠っていた理由は私の個性の幅が広がったことで、より厳しい、水が全くない灼熱地獄をその身で体感していた……
｢僕の言う事を信じるか信じないかは君次第だ｣
『ダメだ…奴の言葉に耳を貸すな！！！』
首元にあるガスマスクのようなものを壊そうと蹴りを入れようとするもいとも簡単に防がれる
｢君には元々水を扱える個性なんて宿っていなかったんだよ｣
え…ちょ、何言ってんの……？
だって私は……
｢考えてもみてごらん 炎と水、扱い易さに多少、いやかなりの差があっただろう？それが証拠さ｣
奴の言う通りだ
ねぇ、ガルグイユ…ちゃんと私に説明して
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紅緋(プロフ) - 白ちゃんさん» お返事遅くなってしまってすみません！！ひぇぇ、かっちゃんだけでなく緋龍ちゃんまで愛して下さるなんて嬉しすぎです(> <)コメントありがとうございました！ (2018年5月6日 14時) (
レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
白ちゃん - もうこの話の緋龍さんとかっちゃんが愛しすぎて苦しいです（笑）！応援してます！更新頑張ってください！！ (2018年5月4日 22時) (レス) id: a5c2574b45 (このIDを非表示/違反報告)
紅緋(プロフ) - はるにゃーさん» まさにその通りです！笑正直言って名前が全然思いつかなくて… 姿かたちは好きに想像してください！笑私とてまるっきり真似をしたい訳では無いので笑コメントありがとうございました！(多分あってると思いますよ！) (2018年2月19日 20時) (レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
はるにゃー(プロフ) - ...FAIRYＴＡＩＬですね...（英語あってるかわからぬ...） (2018年2月19日 17時) (レス) id: a8130d6d57 (このIDを非表示/違反報告)
紅緋(プロフ) - 小鳥遊 るる @優男さん» お返事遅くなってしまってすみません！ドキドキハラハラ…！今後の展開のご期待に添えるがわかりませんが精一杯書かせてもらいます！ありがとうございました(*^^*) (2018年2月12日 2時) (レス) id: 2c201c1f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅緋 | 作成日時：2018年2月8日 16時
