【ヒロアカ】紅い龍[爆豪勝己]

42:うるさーーい！！ ページ45

勝己くんにいやというほどいじられる

いやまあ、事の発端は私だからなんとも言えないけれど…





ウゥーーーーー！！！


突如校舎内に響くサイレン音

警報を告げるものだから音がデカいのは仕方ないにせよこの音量は頭に響く

さっきのコイツらなんて比にならないぐらい五月蝿いが、時間が経てば慣れるものだ

まだキーンと耳の奥で鳴ってはいるが…

〈セキュリティ3が突破されました 生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難して下さい〉


｢んだ、コレ！？｣

『なんか校舎内に誰か侵入したってことらしいよ〜』


立ち上がった私と勝己くん以外は人に飲まれてどこかへ行ってしまった


｢おい、……A！！俺らも避難s『大丈夫、とりあえず座って。君まで流される』｣


ズズッと、スープを全部飲み干す


｢は？どういう意味だ、説明しろや！！｣

大人しくその場に座った勝己くん

『だって、この騒動(コレ)朝のマスコミのせいだもん。だから別に慌てるほどの事じゃない』

｢んで、わかんだよ｣

『……あの化粧臭いヤツの匂いがする』

まぁ、玄関先にいるやつが真犯人だろうけど、これ言ったら余計混乱するだろうな

後で先生にだけ言っておこう


｢は！？てめっ、どんだけ……は！？｣


いや、これだけでこんなに混乱する？笑


『一度嗅いだ匂いは忘れない…』


｢てめェマジもんの化け物じゃねえかよ｣


ハッとして顔を上げるとまたも悪そうな顔してるし…


その笑顔は何を伝えたいのだか…

どっちみち、よりもよってすごくやな奴にバラしてしまったことを痛感する


まあ、口は硬そうだから安心は、一応、して、るけど…(若干の不安)








騒ぎもおさまり、ご飯も食べ終わった

『勝己くん、じゃちょっと私用事あるから先戻るね』


何か言われる前に早々に席を立ち、職員室にいく









____


『相澤先生いますか？』


ガランとした職員室に響くのは私の声と機械音だけ


……だと思っていた


｢やァ！相澤くんじゃないけど！僕ならいるさ！｣


『校長先生！！』


｢で？どうしたんだい？｣


私は一通りのことを話した


マスコミの人じゃない誰かがもう1人いた事を


｢そうかい、わざわざ伝えてくれてありがとう！ささ、もう授業が始まるよ！急いで戻りな！｣


『は、はい！では失礼します！！』



｢(彼女が件の子か…。噂通りもの凄い個性の持ち主だね。)｣

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