【ヒロアカ】紅い龍[爆豪勝己]

18:それ、ダメ、絶対に 訂正 ページ21

『うん、私もJ』

｢そっかー！俺らラッキーだったな！｣

｢な！｣

『確かに…数の利あるしね』

｢それだけじゃねーよ！｣


それだけじゃないの？？
他に理由が思い当たらず、脳内にはハテナマークがたくさん

｢緋龍の個性ってカッケェし頼りになりそうだしな！｣


『！！』

そんな風に思ってくれてたのかと思うと嬉しくて顔がにやけそうになる


『ありがと…2人とも頑張ろうね！』




３人でこちゃこちゃと話しているうちに最初の対戦が決まったらしい

他のみんなはモニタールームで観戦だそうだ


ふーん？
あのツンツン頭くん初っ端からかぁ〜

どれぐらい出来るのか御手並み拝見ってかんじだね






___モニタールーム


私はちょっと下がったところで観戦する
近すぎると見えないし後ろに迷惑かかりそうだしね

｢おい｣

この特徴的な髪型は……

『焦凍…どしたの？』

｢いやどうってわけじゃないが…話しかけてこないから忘れられたかと思って｣

少し寂しそうな顔して言う

まったく昔っから変わらないなぁ

『忘れるわけないでしょ？ただ…なんか雰囲気変わったなぁって』

私よりも低かった目線も今となっては同じくらい

そしてなによりも、左目にある火傷の様な痕

そんな事言ったら私にも傷痕はあるんだけどね


｢それはお前もそうだろ｣

何を思って言ったのか明確な意図はわからずともきっと傷痕(コレ)のことは気がついてるんだろう

お互いその事には触れずとも…


『まぁ、何よりまた焦凍と戦(や)れるって考えたら楽しみになってきた！』


｢……今度こそ負けねぇ｣

明らかにムッとする焦凍

わっかりやすいねぇ

｢それとA、お前つばs『あああああ！ストップストップ！』｣


慌てて焦凍の口を手で塞ぐ

『それは隠してるの！言っちゃダメ！』

コソコソと小さな声で話す
あくまで授業中というのもあるが、主な理由は別にある

｢なんでだ？｣

『なんでも！とりあえずみんなには黙ってて！ね、お願い！』

頑張って隠してきたんだ、ここでバラされちゃパアだ

｢…わかった。(まぁそのうち疑問に思うやつが出てくると思うけどな)｣

『ありがと』



BOOOM


と、爆発音が聞こえコッチに引き戻される


『とりあえず授業受けなきゃね』




この一部始終を見ていたクラスみんなが思った

Aが轟と話している時の雰囲気の柔らかさに


｢｢｢(この前のアレって事実っぽいな！！)｣｣｣

と。

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