No.８ ページ9
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”買い物いくならあの2人もお誘いしない？”
学校も始まったばっかりで交流する機会がない今だからこそ、みんなで一緒に仲良くなった方がいいんじゃないかなと思って提案したそれは、五条くん的にはよろしくなかったのかなと感じてしまった。
でも嫌なことははっきり嫌だって言いそうな彼のことだから、きっと大丈夫なんだろうなと思いながらまずは家入さんの部屋へと向かう。
女子同士だからと言って部屋が近いわけではなく、少し歩いた先にある家入さんの部屋の前に立ち止まると一息ついてから扉を3回叩く。
『美甘です、家入さんいらっしゃいますか？』
だなんて、小学生の頃友達を遊びに誘う時によくやったなぁと思いながら扉の前で待っていれば、中からの物音は何もなく、本人不在かぁ、と肩を落とす。
「はーい。」
トンっと後ろから肩を叩かれ、ひぇっと声をあげて振り返ってしまう。
振り返った先にいるのは目的の人物で、ほのかに香る煙草の匂いから色々を察する。
『さっき五条くんと話しててさ、みんなで練習着買いに行かないか？って話になったんだけど、一緒に行かない？』
”五条”という単語を聞くと一瞬苦虫を噛み潰したような顔をした彼女だが、何かを思いついたのかにっこりと笑った。
「私のこと硝子って呼んでくれるならいいよ。私は勝手にAって呼ぶけど。」
これは私と仲良くなりたいという気持ちということでいいのだろうかと疑問が生まれるも、目の前の彼女とより親密な関係になれるのだと思うと嬉しくてたまらなくなる。
『もちろん、硝子ちゃん！』
思わず抱きついてしまったのをゆるしてほしい。
煙草の煙は好きじゃないけど、硝子ちゃんのこの香りはなんだか嫌いになれそうにないなぁと思ってしまう自分がいた。
『じゃあ夏油くんも呼んでくるから先に五条くんの元に行っててね。』
と伝え、今度は夏油くんの部屋へと足を運んだ。
一緒に行こうか？とも聞かれたけれど、生憎夏油くんの部屋は私の部屋から1番離れた場所にあるので、そこまで歩かせるのもなぁと思って遠慮しておいた。
夏油くんの部屋に近づくにつれて鼓動が早くなるのは、男の子だからなのかな。
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後輩(プロフ) - 雪菜さん» ご指摘ありがとうございます。気づけていなかったので助かりました！ (8月22日 3時) (
レス) id: 5118fb11d7 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - オリジナルフラグつけたままですよ！ルール違反になってしまいます。 (8月22日 3時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：後輩 | 作成日時：2023年8月20日 15時
