No.７ ページ8
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それからは一度教室から出て自分の部屋へと戻った。
みんなと連絡先交換しておけばよかったかなぁと思いつつも、まだそこまでの関係性に持ち込むのは怖い自分がいたから、
殺風景な自室をどう変えていこうかと迷いながら、元々用意されていた小さな棚にお気に入りの香水だったり、自分の術式をスムーズに発動させるために必要なものだったりを並べた。
大事な本は引き出しの中にしまう。
『みんなの部屋はどんな感じなのかなぁ』
なんやかんや部屋を整え終わり、ぼうっとベットの上に横になる。
まだみんなのことよく知らないし、あのタイミングで部屋に戻るのは本当に正解だったのかなぁと悩み深いものがある。
もしかしたら先生たちが忙しいというのは嘘で、みんなが仲良くなれるように交流の時間を残してくれたのでは、なんて考えてしまう。
はぁっとため息をこぼした瞬間、扉を3回叩く音に体を起き上がらせる。
『はーい、どなたですかぁ。』
なんて間伸びした声でそう言って部屋の扉を開けると、予想外の相手に驚いてしまう。
『え、どうしたの五条くん』
扉の枠ギリギリの彼の身長にもびっくりしつつ、なぜあの尖った性格の彼が私の部屋にやってくるのだろうという不思議が頭の中を駆け回っていた。
「お前練習着とか買った？」
『んー、まだ用意してないかなぁ、、』
「じゃ今から行こーぜ」
グイッと親指を扉の外に向ける五条くんの意味がわからず少しの間が生まれる。
『え、どこに？』
「お前察し悪すぎ」
五条くんのその言葉を聞いてようやく理解した私は、素早く外へ出る準備をする
部屋を出る瞬間に生まれるもう一つの疑問、というか提案を口にした私に、五条くんは今度は深いため息をついて背を向ける。
「誘いたいならお前で行って来い、俺あっちで暇つぶしてっから。」
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後輩(プロフ) - 雪菜さん» ご指摘ありがとうございます。気づけていなかったので助かりました！ (8月22日 3時) (
レス) id: 5118fb11d7 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - オリジナルフラグつけたままですよ！ルール違反になってしまいます。 (8月22日 3時) (レス) id: f0574d2f45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：後輩 | 作成日時：2023年8月20日 15時
